第199回「広島ラフカディオ・ハーンの会」参加記録
2017/03/06(Mon)
 会に出かける直前、居間に掃除機をかけていて、机を動かした瞬間パソコンの無線受信する何とか言うものにもうひとつの机の脚があたってこわれ、インターネットが受信できなくなるというハプニングが起こったのですが早めに参加できました。

 次の「広島ラフカディオ・ハーンの会」は、第200回という記念すべき会になるので、稲垣巌氏のご子息である、稲垣明男氏を迎え「八雲の住んだ海外の跡地を訪ねて」と題する講演を聞かせていただき、奈加靖子氏のアインリッシュ・ハープ演奏が聴かれるということで、楽しみにしているのですが、迎えることに骨折ってくださっている風呂先生はとても忙しそうで何も手伝えないことに申し訳なく思っています。
 そのぶん、稲垣巌氏のことや稲垣明男氏についてできるだけ、予習をして、話されることがより理解できるように努力しておこうと思います。

 このたびは、浮田先生の「アイルランドを巡る20日間の旅」の発表がありました。
 スクリーンに説明つきの映像での発表で、初めて知ることになるアイルランドの国のいろいろな名所・旧跡の説明をものめずらしく見せていただきました。アイルランドといえば緯度も北海道よりは高い。不毛の地というイメージしかないけれど、そこにも人間の生活が紀元前もっと大昔から連綿と続いていることを改めて認識します。飢饉によって多くの移民をだしたりするのは当然としても、その移民した人の中に『風と共に去りぬ』のスカーレットの父親がいて、農園の名前をアイルランドのタラとしていたことを知りました。『風と共に去りぬ』のタラの印象は深くて、これを見て育った私たち世代が必要以上に土地への執着を強くしたのではないかとも思うのはわたしだけでしょうか。
 イギリスでの宗教については、ピューリタン革命という言葉しか知らず、ハーンのキリスト教嫌いというのは、もしかしてアイルランド人がプロテスタントに反発するがゆえのカソリック原理主義のような現象があったのではないかとも想像してしまいました。
 それにしても英語が堪能な浮田先生だからこそ、このような有意義な旅行が可能で楽しみを満喫されたのではないかと思えるとてもいい報告でした。

 小泉凡氏の「ケルト人と出雲人」では、その類似点への考察を読んで、アイルランドのケルト人に親しみを持つことができます。若くして浅野図書館の近くに住んでいたころ、歴史小説や自然主義文学を好んでいて、どちらかというと怪奇文学的なイギリスの文学を避けていたことがありました。しかし、河合隼雄の本を読んでいて、人間の深層心理についてだんだんに考えるようになり、こういった文学に興味を持てるようになっているや先だったので、ずいぶん興味深く読めました。もちろん小泉八雲の怪談話などにも違った感じで味わっている自分に少し満足しています。
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コメント
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 あかね様が10冊の本を読み終え、読後感まで書き終える早業をなさいますのに、私は月に3冊読み終えるのがやっとです。そもそも比べよう等とは思いませんが、毎回こちらに伺う度に感嘆します。書きなれると苦痛にはならず、むしろやり遂げたという愉快な感じが湧き出でるのでしょうね。最近コメントも出来ず、す通りですが、毎回感心しながら読ませて頂いております。
 春山は雪解けがあり怖いと聞いておりますが、もうじき又の登山がお待ちでしょうか。お足元に気をつけてお出かけ下さいね。
以下 抜粋です。
『河合隼雄の本を読んでいて、人間の深層心理についてだんだんに考えるようになり、こういった文学に興味を持てるようになっているや先だったので、ずいぶん興味深く読めました。もちろん小泉八雲の怪談話などにも違った感じで味わっている自分に少し満足しています。』河合隼雄氏の文学評論を幾つか読んだ記憶がありますが、殆ど氏に関して無知です。
 あかね様が読んで、これは感動ものだったという作品のいくつかはブログ上で拝読したようですが、今日で一番のお勧め本は何でしょうか?教えて下さい。
なお、人間の深層心理について考えが及ぶとは、うっすらと想像が奔ります。
私の場合ですが、連れあいと二女にも精神障害があり、時々寝込んでしまいますもので、若い時に心理学を学んで置けばよかった・・・等と思い、身体的な原因と共に深層心理に考えが及ぶ時があります。とりわけ娘の未来を考えますと、独りで生きて行けるのか危ぶみ、何か心の支えとなるものがあればと模索します。親バカのようですが、一応何でも出来る娘ですのに、繰り返す病で仕事も転々としているのです。何事も本人が求め実践するしか精神を安定させる手立ては無いのだとは思いますが、心の持ち方、あり方を平安に保つ為の暮らしの有りようを思います。
 最近ようよう仕事に就きましたが、安定期の今だからこそ、支える為のこちらの動きが大切かとも思うのです。
人間とは、そもそも哀しく辛い存在、孤独と言うものから決して逃れることのできない存在にも思えます。春はとりわけ憂愁に沈みやすい季節に思えます。
2017/03/06 11:20  | URL | みどり #-[ 編集]
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このたび、図書館で借りて読んだ『おはなしおはなし』や『河合隼雄の幸福論』はよかったと思います。自分がカウンセリングを受けたような気持ちになりました。
河合隼雄についてこのように思えたのはこのたび初めてです。
手元にある本でみつけたのは、『無意識の構造』と『子どもの宇宙』でどちらも新書版ですが、読んだかどうかさえ覚えていませんし、そのほかにも多少読んでいると思います。『明恵夢を生きる』も、このたび意外にも依然読んだことがあり、そのときの感想は覚えていませんが、次々読んでみたいと思ってはいないようでした。
 このたび、こんなことについてすこし感じられるようになったのは、何かの運動団体の人に誘われて参加していたとき、その方たちの家族に精神障害の人が偶然多く、その人たちの理解者であったと思えていたひとのご主人のお医者さんが、陸橋から飛び降りて自殺されたことや、身近にパニック障害などの精神障害を持っていて、家族が困っている人が数人いるということと、広島の土砂災害のとき手伝いに行ったときのことや、職場で、臨時として働いて、子どもたちの心が壊れていく状況を見たこと、ハーンの会で学んだことなどからではないかと思え、いくつになっても、自分が知らない世界に驚くことが多いと思っています。
 わたしなど他人から見ると、とても明るくスポーツ好きで外交的に見られがちですが、一日中、楽な服装で、一人で家事をしたり、本を読んでいたり、山を散歩することのほうがもともとすきだったのです。自分が難聴が手術以来急にひどくなってからはとくに、人の中に居ること自体がとても疲れます。なのに仕事を辞めて、いろいろ誘われたり、来客も多くなって、こんなはずではなかったと、思う今日このころです。そんななか、難聴が自分の性格に大きく変化をもたらしていることにもショックを受けています。こんな気持ちは、誰にもわからない。それが、みどりさんのご主人や娘さんにもあると思えるようになったことも変化のひとつです。そんなとき、このブログはけっこう自分を世間と結び付けてくれている部分があるということで、ここでの関係が変化がない分救われているかもしれません。
 
2017/03/07 21:03  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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