第201回「広島ラフカディオ・ハーンの会」参加記録
2017/05/15(Mon)
 5月13日(土曜日)、直前になって夫も行くと言い出したので、夏の上着を出したり少しばたばたして早めに出かけました。
 夫は、4月の第3日曜日に、風呂先生の奥方とその友人とで、福王寺の春の大祭に参加して、それとは知らず私が昨年8月に仕事を辞めるとき、心を残していた友人にお祭りの最中に出会い、そのご主人と「火渡り」をしたり、「御幣」をもらってあげたりできたことや、風呂先生の奥方に「破魔矢」をいただかせてあげられたことが、風呂先生の「神ってる」のおかげだと思っているのです。最近どこに出かけるにも自信のない夫が、福王寺にお参りしようかどうしようかと迷っていたところに風呂先生から電話があって行く決心がつき、こんなにうれしいことがあり、以後、少しずつ野山にも出かけるようになりました。
 くだんの私の職場での友人は、息子に子供が生まれるに際して、おなかの中ですでに子どもの心臓に病気がある事が発覚し、その無事を祈って四国お遍路をやり遂げ、私が職場を去るについて、なんどもお茶をしましょうと約束してくれたのですが、おなかの中の子供の上にもう一人幼児がいて、お嫁さんが入院中から出産してもずっとその子の面倒も見なければならないことがわかっていたので、声をかけることを遠慮していたのでした。福王寺から帰っての夫の話を聞いて、もしやと思って「きょう福王寺に行った?」と電話をいたしましたら「えっ!」とお互いびっくりしたのでした。
 ほんとうは、風呂先生が200回ものハーンの会を主催してこられ、ひと段落して、ぐったり疲れが出ておられるのではないかと日夜心配しているのですが、夫の近況がつい長くなりました。
 当日は、読売新聞の記者の人も取材にこられての会合になりました。
 前会の予告どおり、青灯社2014年発行の、ウオルター・ラッセル・ミード著『神と黄金』上・下を翻訳された、広島ラフカディオ・ハーンの会員の寺下滝郎さんの発表でした。
 『表現者』2014年11月号での翻訳者寺下滝郎ご本人による寄稿書評から始まって、目次、図書新聞・国際政治・北国新聞・読売新聞・毎日新聞・朝日新聞・歴史通(隔月刊雑誌)に掲載された書評、『神と黄金』を引用しての論壇・時評での記事と、A4で10枚の資料をいただき、「イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか」というテーマについてお話をしていただきました。なにしろ、ひろく、長いスパンの中で考えることですし、著者が、どこにスタンスをおいているのか・・・・。とりあえず、現在までの、イギリス・アメリカの近現代世界を支配できた要因が、多くの異なる教派や神学傾向が並存して、自由と教条主義が並存することによって教義間の対立があるがゆえに活力があって発展してきたというのであれば、イスラム教のワッハーブ派とサラフィー主義の政治運動は、ピューリタンが使徒時代の純粋なキリスト教回帰を望んでいる姿とよく似ていて、イスラーム世界が内的闘争を経て動的宗教を発生させそれに基づく新たな社会を生み出して行けば、これからの世界秩序も整うという展望が・・・。
 しかし、「こういった改革者に誑かされないために」というのが寺下さんのわたしたちへの強いメッセージでした。
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2017/05/21 10:26  | | #[ 編集]
- 桑本仁子様 -
コメントありがとうございました。
コメントに気づくのが遅くなり、お礼が遅くなってしまい失礼しました。
美男美女のご夫婦と一緒に写った写真です。我が家のお宝写真になりました。『黒い蝶』は、数冊買い求めさせていただき、知り合いの方々にも読んでいただき好評でした。
時間がとれるようでしたら、ハーンの会にもご夫婦でおいでください。
2017/05/26 03:08  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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