FC2ブログ
『おもかげ橋』
2018/01/14(Sun)
 葉室麟著 『おもかげ橋』 を読みました。
 これは純然たる時代小説と言えます。
 歴史小説は大好きでよく読んでいましたが、時代小説は久しぶりです。
 時代は江戸時代です。

 ≪剣は一流だが、道場は閑古鳥の鳴く弥一。武士の身分を捨て、商家に婿入りした喜平次。十六年前に故郷を追われ、江戸で暮らす二人の元に、初恋の女が逃れてくる。だが、変わらぬ美しさの裏には危うい事情があった。
一方、国許では、化け物と恐れられた男が返り咲き、藩を二分する政争が起きていた。再開は宿命か策略か?儘ならぬ人生を描く傑作時代小説。≫

 読み終わって、記録をする間もなく、時間をつぶさなくてはいけない事情に任せて、次々と本を読み漁っていたら、本の内容がわからなくなってきました。
 文庫のブックカバーの裏のこの文章を読んで、ああそうだったと思い出したところです。
もともと、この化け物、藩主の庶流で藩の要職についていた所業の悪い左京亮が、跡継ぎ問題に異を唱えて江戸に訴え出るというので、これを阻止するため上司の命で国境の峠で、二人して彼を襲い阻止したのです。なのに、彼らは国を追われてしまうのです。
 ところが、この化け物左京亮が要職に返り咲いたことにより、再び藩に政争が起こり、彼らは、いろいろな人からの謀に巻き込まれていきます。

 その謀の一つが、二人の初恋の女、喜平次が萩乃をかくまい、弥一が護衛をするということでした。
初恋の女とは、彼らに命を下した怨み多き上司の父親猪口民部でした。
 藩内に隠して左京亮が、老中安藤壱岐守信利江戸に出てきます。しかし本来峠で襲った二人を成敗することが目的でした。左京亮はさらに上手で、手ずから成敗しなければ気のすまない左京亮をおびき寄せるために、娘を二人に世話させたのでした。その仲介役をした軍兵衛は、一方では左京亮に仕えて、彼の助っ人役を演じるふりをして、藩の命運を担って猪口を助けようと高田の馬場にての設定をし、二人に左京亮を討たせたのでした。
 弥一はそのあと、出稽古に出ていた、笠井守昌から見合いさせられ、おおらかな見合い相手の弥生に気に入られ、押しかけられて結婚し、幸せを感じるのでした。

スポンサーサイト
この記事のURL | 未分類 | コメント(0) | TB(0) | ▲ top
<<『秋霜』 | メイン | 「一蝶幻影」>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://yamanbachindochu.blog106.fc2.com/tb.php/1064-eab12ae9

| メイン |