『人間を読む旅 城山三郎+佐高信』
2008/04/22(Tue)
城山三郎・佐高信の 『人間を読む旅 城山三郎+佐高信』 を読む。

「まえがき」を城山三郎が書き「あとがき」を佐高信が書いている。

第一章は、本書のために新たな対談を加えたもの。
第二章~第七章は『城山三郎伝記文学選』の月報での対談。
第八章は読書ノート的なものと「まえがき」に紹介されている。
また、城山三郎は佐高信のことを、畏友と述べている。

財界の人、政界の人など、城山三郎の本で扱った人物を中心に、いろいろな人を辿って話がすすんでいく。

話題に上る人々は、私の場合、城山三郎の作品を読んで始めて出会った(『秀吉と吉武・・・見上げれば海』・『指揮官たちの特攻』・『もう君には頼まない・・・石坂泰三の世界』・『粗にして野だが卑ではない・・・石田禮助の生涯』・『落日燃ゆ』など)というくらいで、どうしてその人をテーマに選んだのかというところに大変興味をそそられた。
彼の作品ではないもので知った大原孫三郎については、私の知らない「気性が激しい」という意外な性格の記述がある。
そういった対談だから出てくるそれぞれの人の生身の人間くさいエピソードが大変面白い。
知らない人のことが多くかたられており話の中に入っていけないところも多い。
とくに外国の人や作品についてはほとんどまったくといっていいほど知らない。
でも、書かれたものがそばにあればすぐにでも読んでみたいきがする話ばかりだ。

佐高信については何故か中坊公平に関する本ばかりを読んでいた頃に何冊か読んだことがあり中坊公平氏に関する秘話も聞きたいところだったのだがなぜかそれはほんの数行しかなかった。

最後の「第八章 私の読書術』はジーンと来るものがある。
読書というものをこのように捕らえて書いてあると読書好きの私としては救われる。

城山三郎は井上ひさしとも対談をやっていて双方ともそれが大変楽しかったと思っているという。この対談集は読んでみたい。
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