『ある運命について』 ②
2008/11/16(Sun)
 司馬遼太郎著 『ある運命について』ー”旅順”と日本の近代の愚かさー を読む。

 日露戦争の旅順要塞の255日間の攻撃についての話である。
 この攻略を担当した乃木軍のただ歩兵を要塞に向かって突撃させ要塞砲と機関銃の餌食にすることを続けたという無計画な乃木希典についてである。
 これについては司馬遼太郎は『坂の上の雲』で詳細に述べている。読みながら私はこの乃木将軍に腹が立って仕方がなかった。西南戦争のときからドジばかりしている彼がどうしてこうも手厚く軍に取り立てられるのかそのことも腹立たしかった。

 問題はこの乃木希典がのち国民的英雄に祭り上げられることである。
 司馬遼太郎は『坂の上の雲』でも述べているが、こうした日清・日露の戦いに対する総括がきちんとできていないことがのちの太平洋戦争へと続いていくという愚かしさについてのべている。
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