『よく見る夢』
2008/12/01(Mon)
シドニー・シェルダン著 天馬龍行超訳 『よく見る夢』上下2巻を読む。

 上下2巻とはいえすぐに読み終わる。
 シドニュー・シェルダンの作品は4つ目だがどの作品もあっという間だ。
 ストーリィーの展開のおもしろさにひこづられてすぐに読み終わってしまう。
 しかしこの作品は今までの3っつの作品と少し違う。
 殺人事件があり、犯人探しがあり、逮捕があり、裁判がありというのはいつもと同じだが、このたびは、犯人が精神病にかかっているというのである。
 日本でも精神鑑定によって無罪になったりすることがあるが、なぜか釈然としないことが多いい。それは、その精神病というものに対する知識が私たちにないからというのがこの話からよくわかる。多重人格障害者・解離性同一障害とかいった精神病について詳しい症状が理解できる。
 患者が物語のなかで根気づよい治療によって治っていき正常に近い自分に戻っていく様子もえがかれており、患者のあるいは関係者への勇気づけにもなっている。
 物語の最後に「作者の覚え書き」があり、それには読者にこの病気に対する理解と、その原因について父親の近親相姦による性虐待がその第一と言うことを語り警鐘を鳴らしている。またこの作品での裁判のようすも興味深く読めた。
スポンサーサイト
この記事のURL | 未分類 | コメント(0) | TB(0) | ▲ top
<<『ある運命について』 ⑩  | メイン | 『戦雲の夢』>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://yamanbachindochu.blog106.fc2.com/tb.php/166-56497932

| メイン |