『ある運命について』 ⑬
2008/12/17(Wed)


 司馬遼太郎著 『ある運命について』ー「池辺三山について」ー を読む。

夏目漱石を読んでいたころ、それにつながる人として池辺三山の名はよく記憶している。
 びっくりしたのは、池辺三山は肥後の人で、その父池辺吉十郎は、西南戦争のとき西郷軍に付き肥後の西郷といわれた人で最後刑死したとのことである。
 西南戦争における西郷隆盛の話はよくきくが、肥後にも同じ思いでこの西南戦争を戦った池辺吉十郎という人がいたことははじめて知った。
 夏目漱石は池辺三山と相対して座って話していて、西郷隆盛もこんな人だったのではなかろうかと思ったといっているところがある。池辺三山はその父親池辺吉十郎に似ており、池辺吉十郎は、西郷隆盛に似ていたということである。
 それが、その風貌だけでなく、人間性も大変似ていたということである。
 新しい国を作ること。しかし、明治政府ができ、国元では、藩体制があるなかで、幕藩体制からみた不条理との戦いを避けて通れなかった西郷吉之助や池辺吉十郎。その事実を父親と似た人間性を持った池辺三山が後年思うことの語りには深い味わいがある。
スポンサーサイト
この記事のURL | 未分類 | コメント(0) | TB(0) | ▲ top
<<『白州正子と歩く京都』 | メイン | 『リベンジは頭脳で』>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://yamanbachindochu.blog106.fc2.com/tb.php/173-26661ad5

| メイン |