『樋口一葉』
2009/01/04(Sun)
関礼子著 『樋口一葉』 を読む。

 うっとり。

 今では忘れてしまったが『たけくらべ』や『十三夜』などの冒頭を覚えていた頃、作品をとおして、その美しい文体にうっとりしていたが、今この書を読み終えて、またまたうっとり。

 当時、紫清(紫式部・清少納言)以来の女流作家という人もいたというが、ほんとうにうっとりする。

 24歳の若さで亡くなったことが本当に悔やまれる。
 
 「樋口一葉のことは樋口一葉に聞け」ということを念頭において書いたと著者は言う。樋口一葉の日記が多く紹介されている。また、樋口一葉宛の手紙も多く紹介されている。それをわかりやすく訳して、さらに状況の解説も丁寧。
 樋口一葉の評論を少しばかり読んだこともあるが、こんなに美しい解説書は初めて。
 樋口一葉を丁寧に語ることによって、樋口一葉が生きた明治の東京の様子が、また、文壇の様子がよくわかるという手法。
 
 ※ 171ページの本郷菊坂の一葉旧居跡の写真は、司馬遼太郎の『坂の上の雲』の関連写真集にあった写真と同じもののような気がする。正岡子規や秋山真之が寄宿していた松山の藩邸のあった場所の写真として掲載されていた?。もしかして同じ頃住んでいた時があったかもしれない。
 
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