『奇妙な味の物語』(3)
2009/07/03(Fri)
 五木寛之著 『奇妙な味の物語』 続きを読む。

1988年出版。

  「スーパー・チルドレン」


 12歳の男の子慎一を皮切りに、下は5歳の女の子留美の5人の子ども達が、慎一のお姉さんが子どもをおろすためのお金を、女優とニュース・ショーの知性派キャスターとのスクープ写真を撮り大手出版社の写真雑誌編集部に売りつけて稼ぐという話。
 子どもの自由な時間をお金になることに使うと結構こんなこともできるという発想か。

 「赤い桜の森」
 
 カメラマンが、セスナ機の上空から見た真っ赤な花の群落に興味を持ちその山奥の村にカメラを携えて出かける。
 戦時中特殊な実験場をつくるのに200人の朝鮮人労務者が連れてこられたが、敗戦になって計画が中止になり下士官と兵は彼らを皆殺しにして穴に生めその上に桜を植えたそれが24年たった今赤い桜の花を咲かせるのだということがわかった。村人はその時の下士官と兵隊たちが村に残っていた人たちで、真相を知ったカメラマンもそこで殺されるという話。
 
 私の実家の近くの山奥にあるという、朝鮮人労務者が強制的に連れてこられてできたというダムの話を思い出した。
 逃亡を企てた朝鮮人労務者がおおく人柱にされたと聞いている。
 そこにはいまどんな色の花が咲いているだろうか。
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