『異境』(2)
2009/07/15(Wed)
 三浦朱門著 『異境』 の続きを読む。

 「午後の死」

 戸田はふと、何年か先の自分にも、上野のように自殺するときがくるのではないかという気がした。子どもと妻のために自分は日本を捨てた。それなのに、子どもが母親、というより英語文化にしか親近感を見出さなくなれば、戸田は孤独になる。

 空港で知り合った男に
「しかし、明日、私のことが新聞に出るはずです。半分、英語、半分マラヤ語の新聞ですが。その記事を切り抜いて、女房に送ってやってほしいのです。」と頼まれるが、その午後 そのその男が自殺を図る。

 異境で知り合い結婚したことで、愛し合っていても、お互いが心から安らげないのではないのかと、自分から身を引こうとする男達の話。
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