『異境』(3)
2009/07/18(Sat)
 三浦朱門著 『異境』の続きを読む。

  「カンナ」

 北ボルネオ島で勤務していた周司が東京に帰る日のことから話が始まる。
 そして、東京に帰ることに不平を唱える現地の愛人とのいきさつ。
 帰国した東京での会議で、周司はうまくいっていない現地事業の報告をしなくてはならず、そのためおそらく日本に戻されるであろうとの暗い気持ちを抱えている。
 ところが、現地に連れて来ていた妻の良子が、(召使に囲まれた生活の中で欲望に歯止めのきかなくなりそうな様子に危険を感じて息子の学齢に達することを理由に日本に返していた)周司の上司との間に関係が出来ていたので現地事業の不調にもかかわらず現地に帰してくれる。
めでたしめでたしの話。

 これらの話は、ひところ前の自分にとっては本当に「異郷の人たちの話」と聞き流すところであるが、最近身近な人の中に夫が異郷で何年も仕事をしているというはなしをよく聞くので、そういった人たちの人生にもこのように、現地に溶け込んで仕事をすることのいろんな思いを考えないではいられない気がする。
スポンサーサイト
この記事のURL | 未分類 | コメント(0) | TB(0) | ▲ top
<<『異境』(4) | メイン | 『異境』(2)>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://yamanbachindochu.blog106.fc2.com/tb.php/244-3ff7546a

| メイン |