『冤罪の作り方』大分・女子短期大学生殺人事件
2009/08/10(Mon)
 小林道雄・著 『冤罪の作り方』大分・女子短期大学生殺人事件 を読む。

 子どもの頃からお化けよりも、なによりも怖いのが、国家権力による冤罪だと思っている。

 この表題を前にして、怖いもの見たさで読み進む。

 読んだ感想として、今日も何人かの人が逮捕されているが、ほんとうにこの人たちが罪を犯したのかどうかわからないと思うことである。

 まして、判決が出たとしてもはたしてどうかわからないという思いに駆られる。

 この書を読んでいくと、裁判員制度に疑問を持っていた私といても、やはり、司法が闇の中ではいけないのではないかという思いがする。

 が、さらによく考えてみると、これも良いように利用される恐れがないかと検証してみなくてはいけない。

 この、副題「大分・女子短大生殺人事件」では、あるいは、司法の中にDNA鑑定という、司法界以外の第三者による、科学的な検証が仲介すれば、より冤罪が減るのではないかという希望を持たせられたはずだ。しかし、逆にそれを逆手に冤罪が作り出されていく、まして拘束期間が検査のために何年間か余分に伸びるという結果になり14年の歳月を経て、釈放になったのである。

 先ほど、テレビで筑紫哲也が出て、足利事件のことを言っていた。足利事件のことは私はよくわからないが、息子はちょうど子どもがもう直ぐ生まれるという次期だったので、一生懸命経過を見ていたが、どうも冤罪ではないかとの気持ちを禁じえなかったといっている。
 
 足利事件でも、大分・女子短大生殺人事件にしても無罪にはなったが、真犯人がいるはずである。このことについては、釈放された人のほうがぜひ見つけ出して逮捕してほしいであろう。それが、せめてもの冤罪をかけられた人への国家が謝罪すべきことではないかという気がする。


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コメント
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 警察やマスコミが落とすとこまで落として間違いでも持ち上げない。
 菅谷が騒がれているけど・・・
 真相は知らないがマスコミが冤罪だと大々的に扱ってるだけ菅谷は幸せ!
 世間が気づいていない冤罪だった人がかわいそう。
 
2010/06/13 18:02  | URL | mwms #0BZUoA6U[ 編集]
- ほんとにそうですよね -
 世間が気づいていない冤罪だった人がかわいそう。
 ほんとにそうですよね。
 傷つけられた名誉と、警察から受けた扱いへの恐怖と、人生がめちゃめちゃになったということでも・・・・。
2010/06/14 03:55  | URL | 深山あかね」 #-[ 編集]
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