『ローマの街角から』
2009/08/16(Sun)
 塩野七生・著 『ローマの街角から』を読む。
 2000年10月30日発行

 名前は目にしたことはあるが、初めて手にした。女性であった。

 古代ローマ史に関する本を書く人で、にローマに住み、その間のコラムを集めたものである。

 日本の歴史がすこし理解できる程度の私。
 恥ずかしながら、知らないことだらけだ。
 知らないながらも、少しずつ、知っていくと興味も湧いてきて、古代ローマに関する部分は、
『広辞苑』を繰りながら、二度読みをする。
 勉強さながらの読書となった。

 古代ローマについて、

 ≪宗教や哲学やその他のことでの人間性改善の試みなどはじめから捨て、民族のちがいも宗教や文化のちがいも認めた上で、それらを超えたところでの人間の共生を目的とした、法というものを創り実施したローマ人に魅かれるのである。≫

 と、述べ、遠く、そして、古い古代ローマ史を世に発信するのである。

 私は、古代ローマを知らない。
 ルネサンスがなんであったかもよく知らない。
 彼女はルネサンス時代のマキュアベリの心意気でローマを評価し、世の中を見ていくつもりらしい。
 その目で、遠くローマから、日本のことをあれこれ考えての「具体的な提言」には、目からうろこである。
 確かに、人間の改善を試みた、宗教も哲学も、啓蒙主義も共産主義も何一つ役に立たなかったかもしれない。いまや資本主義も、冷たい目で見られつつある。
いまいちど、私の中にルネサンスを考えてみるのはけして無駄ではないような気がする。
これから、国政選挙が始まろうというのに、この腐りかかった自国に、なんらこうしてほしいという具体案も浮かばないのももどかしい。
でもこんなときだ、思いついたひとつのことだけでも正直に自分の国政への提言を試みよう。
まず、「農地解放」にかわる「住居解放」といおうか「住宅解放」をやるべきではなかろうか。空き家は国が没収管理、住居の無い人に住まわせる。
この案は、おぼろげなものであったが、この著書の、「司馬遼太郎」を読んで、司馬遼太郎のことばと、塩野七生の解説を読んでいてはっきりした。





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コメント
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本を読んで今を考える。とても大事なことだと思います。住居解放とは面白い。私有の壁ということは、以前「愚樵」さんも書いていました。過疎地でも活性化の障害になっているそうです。
2009/08/16 12:02  | URL | 志村建世 #O94VIzx6[ 編集]
-  -
応援ありがとうございます。
あまりにも目に付く空き家、空きビル。
方や、家を失った方々の話。

農地解放した後、自分の物になった田畑を耕すので、一挙に米不足が解決できるほど収穫があったと何かの本で読みました。

住みよい街づくりのために、一度住居開放をしたらと思うのです。

2009/08/16 22:11  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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