『司馬遼太郎短編全集』 2
2009/08/21(Fri)
 司馬遼太郎・著  『司馬遼太郎短編全集』 2 1958~59 を読む。

9 「大坂侍」

 幕末の大坂の十石三人扶持の侍、鳥居又七右衛門保繁の話。
 彼は、商人が幅をきかせ、金がすべての大坂で、商人の娘に惚れられ自分も好いているのに、この、金が全ての大坂に嫌気が指して、自分は武士だといって江戸に上り彰義隊に入る。
 しかし、こてんぱにやられ、逃げてくるが、結局この戦争も官軍も幕軍も戦争の軍資金は大坂商人から出ていたということを知り、孫悟空が天地を走り回ったつもりでも結局お釈迦様の手のひらを走り回ったのに過ぎなかったように武士だ武士だといって言っても結局大坂あきんどのたちの手の中で走り回っていたような気がした話である。
 今、国政選挙が近づく。
 立候補者がいろいろ、選挙戦を戦ったが結局大手企業の株主たちの手のひらを走り回っていたということにならないといいが、と老婆心も湧く。

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