『司馬遼太郎短編全集』2
2009/08/26(Wed)
司馬遼太郎・著 『司馬遼太郎短編全集』1 1958~59 を読む。

1 「伊賀源と色仙人」

たった一枚の不渡り手形で木賃宿の住人に落ちてしまった大阪船場丼池の仲買商の伊賀源次郎が、そこでであった色仙人に

≪「アハハハハ、どうせ落ちるところまで落ちたんや。もうこれ以下は落ちん。奈落の底で土性骨を鍛えたら、筋金入りの人間になるぞ。明日から俺の稼業を見習わせる。朝4時に起きイ」≫

 と、きたえられ、資本も出してくれて、事業に成功する。

これほどの才覚があるのなら色仙人自分でやれば良いようなものだが、

 ≪「・・・・商人の出世は、才能でも運でも努力でもない、人間の魅力ちゅうやつや。男に好かれる愛嬌やな。仲間が、頼まれんでもそいつをたすけて立てていってやろうという気組みになりおる。すると運が自然とひらける。運がひらけば、人間黙ってても努力するわ。太閤を考えてみい。あいつより頭のいいやつはウンといたが、みんなワイワイとあいつをたててとうとう天下を取らしてしも歌。明智光秀をみてみい、頭は太閤よりずっと良かったやろうし、人格も太閤のように女にダラシナイところもなく、模範生みたいな奴や。そいつを誰も助けなかった。とうとう山崎の竹薮で野垂れ死んでしもうた。・・・・お前には、愛嬌がある。」≫
と、言うことらしい。
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