『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』 3
2009/11/24(Tue)
村上春樹著 『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』 のさらに続きを読む。
 
 あまりにもおもしろいエッセイが続くので暇さえあれば読んでいる。

読みすすんで、「牛も知っている・・・・」というはなしのところで、自分の「熊も知っている・・・」というエピソードとダブってしまいこだわってしまう。

 この「牛も知っている・・・」というのは、むかし、カルシウスというアメリカのファミリーのポップ・バンドがあって、その新曲をラジオで宣伝していたが、そのうたい文句が「牛も知ってるカルシウス」というものであった。くだらないと思いつつも頭から離れないという話で始まる。
 
 じつは私ずいぶん昔、松山千春のアルバムのテープを誰かにもらって、ドライブ中「これいいね。」と夫と聞いていた時期があった。
 
 そのころ夫に意外な仕事がきていて、広島市から2時間半くらい奥まった山中に別荘地がありそこに「別荘を建てたいので・・・暇を見つけてやって」ということで、その調査などに、私の仕事の合間に一緒に行こうと誘われた。

 山あいの林の中に木々の間からすでに何件かの別荘が見え隠れするところに車を止めて「ここだから」と夫が言う。
 「熊がでるから、音楽はそのままかけといて」とも言う。

 松山千春のアルバムの歌声の中で

 「別荘というのは造成せずに立てるのかね、まっ、それもそうか。」などと思う。夫はタンクの水をバケツに移しその中に細くながい透明のホースをつけこみ一方の端をつまみ出し、私に渡しこれとマジックを持ってここに立っていてという。

 松山千春のアルバムの歌声の中で
 
 「そうか、地べたは凹凸があっても、家は水平垂直がいるよね。」とか、「なるほど、三平方の定理もこんなところで使うのか」など、子どもの頃数学は大好きでもこのようにリアルに数学が役立っている場面に遭遇したことがなかったのでやに感心しながら、測量(計測?)の様子をたのしんで見ていた。すると、木立ちの間からだれか、人の気配がする。「これをどうぞ!」と焼肉料理を持ってきてくださりなにかと話しかけてこられる。

 松山千春のアルバムの歌声の中で

 「別荘って、孤独を楽しみに来るのかと思っていたけどここに来て人が恋しいのかな。」と、別荘の機能というものを知らない私はわけのわからないことも思う。
 
 その後、この別荘建設予定地に2,3度連れて行ってもらった。その度松山千春をがんがんならした。
 
 以後、私に気持ちの中で、吉和村では「熊も知ってる松山千春」ということになっている。
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