『男どき女どき』
2009/11/28(Sat)
 向田邦子著 『男どき女どき』を読む。

 読んでいくとブログでおなじみのカワグチエイコウさん紹介の文面に出会って、「あっ!この本を読まれていたのかな」と椴法華村との共感関係に。
  
 「独りを慎む」というという作品では、向田邦子さんとは20歳くらい年齢が違うようだがはるかあの世とこの世とで共感関係に。

 この「独りを慎む」というのは、家族がいればこそ、家の中での立ち居振る舞いも食事の作法もきちんとしているが、これが独り暮らしになったとたん、お鍋にじか箸を入れて食事をしたり、下着姿で部屋を歩き回ったりしていることに気づいて自己嫌悪に陥るという話だ。

 我が家も、29日から、夫がたぶん1ヶ月位になると思うよといって入院する。
 夫は自分のこともさることながら私の食事について心配する。
私が野菜ばかり食べて、大好きな魚をちゃんとたべれないことが心配なようす。(いつもお刺身は夫が作る)

 私はといえば夫には言えないが、向田邦子さん同様、限りなくお行儀が悪くなるのが心配なところだ。
 それに、せっかくの独り暮らし、人が来ても玄関に出たくないし、電話にも出たくない。家の前に車が2台並んでいて在宅がハッキリしてるのに居留守を使うことを世間が許してくれるかどうかも心配。

 「反芻旅行」では、旅行した後、自分の行った所をテレビで見たりすると嬉しいし懐かしい。
 旅行のあとのこの反芻の楽しさを語っているところ。最近めったに旅行しない私だけかと思っていたらしょっちゅう旅行する人もそうなんですね。

 しかし、私ほど旅行しないと身につく業がある。あるとき、台湾の写真を見ていて、これってキールンの港じゃないと思ったとき、ほんとうにキールンだった。台湾統治時代の事件を取材した『エフ・マン事件』(?)を読んだ後だった。

 もうひとつ、どこだったか碑(イシブミ)の話があった。まだ文字のない時代に相手に石を送って
その石の感じで気持ちを伝えた時代の話。ロマンチックだ。
 30歳のとき近くの大学に学生として通っていた頃、ある教育原理の先生が、幼児教育学科を担任しておられて、高知に研究会に行かれた。
 私は国文科だったが、入学当初から毎日出勤される先生の研究室を控え室にさせていただいていたので、担任の学生と同じお土産を頂いた。
 太平洋海岸の石だった。これが先生の「意思」なんですねというと、そうだ、学生達にもそういって渡そうといわれた。先生の「意思」が伝わったかどうかは知る由もないが・・・。
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コメント
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突然私の名が、びっくりデス。それに偶然にも、私も図書館で「愛という字」を借りて今読んでいますよ。
2009/11/28 11:26  | URL | かわぐちえいこう #-[ 編集]
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