『蛍・納屋を焼く・その他の短編』 2
2009/12/13(Sun)
 村上春樹著 『蛍・納屋を焼く・その他の短編』を読む。

 「納屋を焼く」
 
 読んだ後、何を語っている作品なのかと思う。
 きっと作品の中に出てくるセンテンス、「寝転んで遠くを流れている雲を眺めているようなぼんやりとして心地よいはなし」なのかなと思ったが、こうして話をまとめてみようとしてみると、そうでもないような気がした。
 ガールフレンドの彼女は、パントマイムを勉強しているという。たとえば、バーのカウンターで世間話をやりながら「密柑むき」をやる。

 ≪本当はなにもない。彼女はその想像上の密柑を一つ手にとってゆっくり皮をむき、ひと粒口にふくんでかすをはきだし、一つぶんを食べ終わるとかすをまとめて皮でくるんで左の鉢に入れる。その動作を延々と繰り返すわけである。≫

才能があるねというと

≪「そんなの簡単よ。才能でもなんでもないのよ。要するにね密柑があると思い込むんじゃなくて、そこに密柑がないことを忘れるのよ。」≫

ということで、このはなしは「密柑むき」とおなじことになる話だ。
もしかしたらそんな話だ。。
スポンサーサイト
この記事のURL | 未分類 | コメント(0) | TB(0) | ▲ top
<<『蛍・納屋を焼く・その他の短編』 3 | メイン | 『古典落語体系』第一巻 2>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://yamanbachindochu.blog106.fc2.com/tb.php/286-df0d0fb7

| メイン |