『林蔵の貌』
2010/03/15(Mon)
 北方謙三 著 『林蔵の貌』を読む。

 夫がカテーテル検査のために入院した。
 先生が外来を済ませて説明に来ますからそれまでご家族の方お待ちくださいといわれて3・4時間待たされた。
 夫はすぐに眠り始めた。

 本を持たずにあわただしく出かけていったので病院の本を借りて読む。
 北方謙三という人、歴史小説を書く人だということはなんとなく知っていたが初めて手にした。
 文庫本400ページが上下2巻。
 読み終えることは出来ないだろうと思いながら時間つぶしに読んでみると、なんと林蔵とは間宮林蔵のことだった。
 司馬遼太郎の『菜の花の沖』と時を同じくし、場所も蝦夷地。
 テーマは何なんだと心がはやる。下巻の縄田一男氏の解説で大体のことを知ることができる。

  ≪時あたかも、将軍の実父である一橋治済が専横を極めた11代将軍徳川家斉の治下、ロシアの脅威にさらされて いる蝦夷地を、松前や津軽、南部の緒藩に任せては置けない、そして幕府も直轄地として維持していく財力はあるま い。そう判断し、自らの領地にすべく画策を開始するのが水戸である。一方、蝦夷地を自藩の経済窮迫を救い権力拡 張のための交易の拠点としてのみ欲しようとする薩摩。更には、朝廷を中心として、この両藩を巻き込み、南と北の 双方から幕府を締上げこれを倒そうとする京都の動き、といった具合に、物語は冒頭から凄まじい水面下の抗争劇を 展開していく。・・・・下級武士としての諦観を抱きつつも、・・・・抗争の鍵そのものと化していく間宮林蔵、・・・・≫

 第一章 ロシア軍艦 では、越前の三国の漁師兼海賊の伝兵衛が命令に従って野比という男を船に乗せて津軽海峡を越えて根室に行き、さらに林蔵に会い3人でロシア軍艦に交渉に行く過程がつづられている。
ここでは、高田屋嘉兵衛や松前藩の者に知れないように行くことが課題だ。
この過程で高田屋嘉兵衛と松前藩とロシアとが密貿易をしているのではないかと気づく。
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