『愛の炎』
2010/06/09(Wed)
 見延典子 著 『愛の炎』上下2巻 を読む。

 この小説は、読み応えがあり大変良い作品だった。

 著者の見延さんは札幌生まれなのに、遠く私の生まれ育った中国地方の山間部の山村の風俗が大変正確に描かれていると読むほどに感じる。

 まるでよく見知っているご近所の、実は知らないそれぞれのご家庭の実情をつぶさに垣間見るような気持ちで終始読んでいたような気がする。
 
 彫刻家の話では、実際彫刻家の主人を持つ友達のことを考える。また、陶芸の話では、以前わたしも仕事上陶芸を勉強しようと思い、道具一式をそろえ陶芸に関する本も色々読み、土について考え、釉薬について考え、窯について考えたこともあり、そのとき出会った陶芸にのめりこんでいる何人かの方々を思い出す。そして農園といえば、手広く観光バスを何台も乗り入れさせて集客して飛ぶ鳥を落とす勢いの美人の同級生の夫が成功させた観光農園を思い浮かべる。

 いろんな状況に折り合いをつけながら生きていくそんな人々の人生の決断のいきさつを語りかけてくる。

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