『安岡家の犬』
2010/06/11(Fri)
藤沢周平 著 『安岡家の犬』 を読む。

22歳の安岡甚之丞は親友の野地金之助に犬鍋をするからと誘われて喜んで出かけて行き、そこで食べた犬の肉が自分の家で飼っていた犬のアカの肉であると知らされ、腹を立てた甚之丞は、金之助が婚約していた自分の妹を嫁にはやらないと帰ってしまう。
 帰って家のものに事情を話すと、何もそこまでと言う母親。アカはもう年取っていてどこで野垂れ死にしようと誰かに食べられようと仕方ないと思うが、息子の思うようにすればいいと言う父親。当の妹はそんな人のところへは嫁に行かないと言う。
 しかし、後日金之助は悪かったと思いアカの代わりになるような赤犬を探しまわり、次の村次の村へと捜し歩くために家にも帰らなくなって、皆が心配し始めた2・3ヵ月後、どのように謝ろうかと赤犬を連れて安岡家の前を行ったり来たりその様子を見て妹と甚之助は大笑いして許す気になるというみじかい話。
 日本人も野良犬など捕まえて犬鍋などと称して犬を食べていたことを始めて知った。
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コメント
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私は食べたことがありませんが、私たちの5歳ぐらい上の先輩たちは、犬鍋を食べています。赤犬が美味しいようで、赤犬は被害にあったそうです。戦後の食糧難で、犬もレッドパージされたようです?!めずらしく孔雀を飼っている家があり、それも鍋にされたということを、食べた本人から聞きましたよ。信じられないけど本当の話です。
2010/06/12 17:02  | URL | かわぐちえいこう #-[ 編集]
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 時代により土地により食するものがいろいろなんですね。赤犬という犬がどんな犬か赤犬というくらいですから赤いのでしょうがわかりません。
 そういえば、エイコウさん最近犬にかまれたとありましたが、大事無いですか?
 近年、私の裏山では、鹿・イノシシさら熊まで出没するそうです。区役所が注意を促しています。怖いのなんのってありません。私は中国山地の山奥で育ち、山に出かけるのは日常でしたがそんな獣が出たなどと聞いたことがありませんでした。コウテイエキも取りざたされる昨今怖がりの私は少し他の獣の狩も許して食べて、山際で作物を育てる人に安心して作れるようにしたらどうかと思うことがあります。とりあえず私の庭には昨年熊の大好物だと言う「猿梨」を植えてしまいました。気をつけてドアを開けています。
 取り留めのない話になりましたが、今、藤沢周平の文章にやたら癒されています。仕事が忙しいので疲れが酷く、読書を少し止めようと思い立ちました。することもなく2・3日庭の片付けなどしていると、「まあ、ちっともじっとしておられんのじゃね」と、夫が怒り出しました。「あっ、ごめんごめん」とやっぱり大好きな本を読んでいる方が家庭円満だということを改めて認識し、こんどは癒される本を読むことにしました。
2010/06/12 20:28  | URL | 深山あかね」 #-[ 編集]
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