『江戸女絵姿十二景』
2010/06/15(Tue)
 藤沢周平 著 『江戸女絵姿十二景』 を読む。

「夜の雪」  父の急死によって潰れた雪駄問屋の娘
「うぐいす」  おしゃべり大工職人のおかみさん
「おぼろ月」 糸問屋の嫁入り前の娘
「つばめ」 早くに両親を亡くし祖父に引き取られ祖父が中風で倒れ水茶屋勤めに出て悪くなったがふとしたことで自分を取り戻した娘。
「梅雨の傘」 金を使い果たした男とは上手に別れ、上手に人のだんなを手に入れる女郎 
「朝顔」 子供のできない畳表問屋のおかみさん
「晩夏の光」 亭主と家を捨てて出て行った女房
「十三夜」 何日も留守がちの大工の女房
「明鳥」 吉原の花魁

「枯野」 信用の厚かった紙問屋の旦那の死後、女性関係の後始末をするおかみさん
「年の市」 後家のがんばりで油屋を切り盛りしたおかみさん
 「三日の暮色」仕事に腰の落ち着かない亭主が出て行って、今は紙問屋のおかみさん。

「あとがき」に一枚の絵から主題を得て、原稿用紙12、3枚の分量の一話をつくりあげるという趣向の企画で書いた小説と語っていた。そんな気がして浮世絵を見るような気持ちで読んだ。


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コメント
- 最後の授業 -
おはようございます。
「最後の授業」のところへコメントしましたが、私がミスしたのか反映されていないようです。
こちらの記事のことを私の方で使用させていただきました。よろしかったら覗いてくださいますようお願いいたします。
2010/06/17 09:47  | URL | 花てぼ #ZjTFAI5c[ 編集]
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コメントありがとうございました。
 昨日は気づかなくてすいませんでした。
 さっそく花てぼさんの挿絵何度もながめて感じがよく出ているなーと感心しました。字が上手なかたって絵も上手なのですね。うらやましいです。
 あらためて手持ちのポプラ社の『最後の授業』のさしえを見たりもしました。
 読んだ本の題名さえ直ぐに忘れる私ですがこの本のことは気になっていました。書き込みはしなかったのですが、この本には教科書に載ったことのある作品がほかに11編あります。それらを読むと最近よく言われる「不適切な表現」に時々出会うのです。親しんだことのある作品にじつは「不適切な表現」が混じっていることに時代の流れを感じます。
 この本は職場の図書室から持ち帰りました。図書室の本は地域の方々からの寄付によるものや、市の子ども図書館が本を随時破棄するときに、子どもの施設や公民館でとりにいける人に分けてくれるのが長年にわたって一杯になったものです。
 元来、図書室の本も他の備品同様適切かどうか確認すべきなのかもしれませんが忙しくてそんなことは出来ません。本好きの私がときどき4・5冊持ち帰ってぱらぱら見るくらいのことです。このような図書室の様子をどのように考えたらよいのかとひとり思っていたのです。
 「不適切な表現」がないと思われる『最後の授業』も花てぼさん紹介の<日・EUフレンドシップウィーク企画展示 EUの公用語ドーデの短編小説「最後の授業」>を読んで見るととんだ裏話があるのですね。驚きました。良い資料の見つけ方もご存知なのですね。こんな資料があるなんて知りませんでした。ありがとうございました。
2010/06/18 03:23  | URL | 深山あかね」 #-[ 編集]
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私の方へもお出でくださりありがとうございました。「論評」の方は、みなさんにも本の内容を思い出していただくのに何かと思って、検索していたのですが、その中の一つを載せたにすぎないのです。
私は、この論評の内容さえよく把握できません。私にとって絵を描いたのを思い出して、ブログに載せられただけがよかったようなものですが、結果、深山さまにも、遊工房さんにも私にも何かの示唆があってよかったと思っています。こちらの方こそありがとうございました。
2010/06/18 17:16  | URL | 花てぼ #ZjTFAI5c[ 編集]
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 熊野の磨崖仏までは読んでいたのですが、このたびそこまでの過去ブログ、コメントも含めて大笑いして読みました。「不適切な表現」などと野暮なことを考えている私も花てぼさんのブログでは沢庵だけで酔っ払ってしまいました。
2010/06/18 20:32  | URL | 深山あかね」 #-[ 編集]
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