『こころの回廊』Ⅲ
2010/10/13(Wed)
 渡辺郁夫著 『こころの回廊』 を読む。Ⅲ

 本州の西の果て「関門海峡」では、源平合戦、巌流島の戦い、下関戦争などが繰り広げられた。著者は、もう一つ幕末の『妙好人伝』によるおかるの戦いを連想する。
『妙好人伝』というのは、在家の念仏者・浄土願生者の逸話を語ったものであるらしい。
そこに画かれた、おかるの信心にめざめた生涯。
「おかると辛酉」ではおかるの生まれた1801年が60年で一巡する革命の年と言われる辛酉(シンユウ)の年であることに焦点を当てる。それまでの辛酉の年に何が起こったか。その辛酉の年という時空の回廊をも引き寄せる。
 聖徳太子が斑鳩宮の造営着手が601年
 親鸞が法然に帰依した1201年
 親鸞の妻、恵信尼の手紙が発見された1921年

 そして、おかるが苦難の人生のなかで聞いた法話によって回心するのが35歳のとき。

 ≪女人往生を説く阿弥陀仏の本願は奇しくも第35願である≫

 と結び、本願の回廊をも歩めるような予感を示唆する。

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