日曜日の講演会
2011/02/08(Tue)
  
 日曜日に講演会に行きました。
 講演会は、サッカーJリーグの立ち上げに功労のあったという今西和男氏です。
岐阜からわざわざ郷里の広島に帰っての講演です。
 東京教育大学を出て、マツダに就職。そしてサッカーという経歴ですから、私の人生をデホルメして何万倍も立派にしたような方でした。
 講演内容は、私たちの職業柄、青少年の育成についてのことに注目すべきですが、「日本の景気はここ当分は回復しないでしょう。教育にしてもスポーツにしても地域が支えなければならない」といわれたことが印象的でした。

 その後、フラダンスの講習会がありました。フラダンスの講習会はよく受けることがあるのですが、この講師は10っ箇所の講師をしておられるということで、引き連れてこられた5名はずば抜けて上手でした。その芸の完成度はテレビでお能を見ているようでさえありました。受講者の中に男性がいたので、男性の踊り方についての説明部分では、フラダンスというものが生命感あふれる感じがして、これまでのフラダンスに対するイメージががらりと変わりました。

 会場に行ったとき、同じ職場の人が席を確保してくれていたのですが、友達が声をかけてきたので、「あら、まあ」と断って前のほうに二人で席を移動しました。
 
 この友達が、フラダンスのメンバーを良く知っていて説明してくれます。夏川りみさんそっくりの人が、ハワイの曲が演奏できてボーカルもできるそうです。彼女は魅力的で目が離せませんでした。

 後で二人で喫茶店に行きました。
 彼女はじつは私の友達ではなくて、私と同じ中学から一緒の高校に進んだ友達の同じクラスの友達でした。なぜか、そのケースの人がよく声をかけてくれるので、相手のことを知らずに付き合っていることも多いのです。

 共通点は、同じ高校でクラスの違う同級生あったということだけです。
 ちょうど、三重大学の児玉克哉さんのブログで、彼が、エリアが一緒なのに私たちの出身校ではない高校に行っておられたということから、高校のことについて考えていたところでした。

 彼女との話で、私はなんとも自分がうっかりな人生を送っていたのかと思いました。

 私たちの行った高校では、私たちが卒業後、女生徒が自殺するという事件がありました。後年、他の高校に教育実習に行った私は、持ち出し禁止の書庫にその事件に関する分厚いファイルがあるのをみかけ、先生に申し出て借り、新聞記事の切り抜きなど多くの資料に目をとおしてはいました。

 そこでは、私は国語科の教員免許を取得したのですが、高校時代は物理が好きでした。物理の先生は、若くてひょろーんとした、頼りなさそうな先生でしたが、下宿先のお寺にも何度か遊びに行きました。彼女はその頼りなさそうな先生が担任だったというのです。
 担任といえば、私の担任は阿川先生という立派な方で、教科は倫理社会。いつも研究室で一人で絵を書いておられて、のち、県立美術館館長などされているころであったか中曽根総理大臣のとき総理官邸に絵が借り上げられるということもありました。私のうちの玄関にいただいて、その絵の練習のために描かれた絵の一枚がかけてあります。
 ですから、そんな頼りなさそうな先生が、担任を持っていたなど、私は考えたこともありませんでした。「じゃあ貴女も先生の下宿に遊びに行った?」と聞いてみると、「男の子は何人か行っていたようだけど、、、私、数学や物理は嫌いだし」とのこと。もっとびっくりしたのはその事件のとき、彼の担任の子が自殺をしたのだというのです。その後彼はほかの市立の高校にうつり、のち、横浜国立大学の教授になられたということでした。
 わたしは、ファイルに接したとき、関係の先生は勝手になぜか社会科の先生ばかりを想像していたのです。まさか彼の元で起こった事件とは思いもしませんでした。ファイルからはながく先生方の苦悶の姿を想像していましたが、彼女の話を聞いて、あといろいろ思いをめぐらしました。いま思うことは、自殺した女生徒のために先生がとめどなく涙を流しただろうということで、見えるのは先生の涙です。悲しみが大きすぎて苦悶の入り込む余地はなかったのではないかと想像します。
 彼女に先生のフルネームを聞いてPCで検索してみるとたしかに横浜大学で活躍しておられた。ときどき白衣のボタンをずらしてとめていたり、襟が半分内に入っていたりした先生も横浜大学付属中学校の校長もされていたという。しきりに会いたい。会って女生徒のお墓にお参りしたいなんて思う。
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