『ひとびとの跫音(あしおと)』上
2011/08/12(Fri)
司馬遼太郎著 『ひとびとの跫音(あしおと)』上 を読む

書名の「跫音」の文字には「あしおと」とルビを打ってあるが、書中の漢字にはルビがなく読めない漢字が多かった。
もし冬にでも読んでいたら辞書など引いて司馬遼太郎の文字使いを楽しんだかもしれないが、今は夏真っ盛り。なにしろ脳みそが煮えくり返るような暑さなので読めない漢字も知らん振りをして読みすすんでいく。
『坂の上の雲』の主人公、正岡子規、秋山兄弟のご子息。なかでも正岡家の養子、正岡忠三郎について書かれている。
正岡忠三郎は正岡子規が亡くなった年の明治35年に生まれ、昭和51年75歳で亡くなった。そのときの葬儀委員長が司馬遼太郎である。
また、忠三郎夫妻の仲人が秋山好古の長女の健子さんだという。
正岡忠三郎は、子規の外叔父加藤恒忠の三男で、13歳のとき子規の妹、律の養子になった。父は高等官であったし、母の実家は医師であったが、父がベルギィーで奉職中に生まれ、彼は両親と縁がうすく疎まれあげく何度か落第したりして、学資をすべてまかなってくれた律にも当てにされていなかった。
この忠三郎夫妻と司馬遼太郎の交流、忠三郎の友人の、ぬやまたかじ夫妻と司馬遼太郎との交流。そんなことが司馬遼太郎が正岡子規やその家族母八重や律を語るについてなんともいえない味になっているのかなと思える。

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