『関ケ原から大坂の陣へ』
2011/09/14(Wed)
 大和田哲男著 『関ケ原から大坂の陣へ』 を読む。

秀吉が亡くなってから、秀頼が亡くなり、その息子の国松も捕らえられ殺害され豊臣家滅亡までのいきさつと、平行して、家康が五大老から征夷大将軍になり事実上天下統一するいきさつを、古文書によって、年月日を追って、丁寧に記述され、歴史的に論の分かれる部分についての双方の記述もある。
 ちなみに、今日、9月14日は、1600年、東軍は家康、岐阜城を出発し、岡山の陣所に入る。西軍は小早川秀秋、大垣城に入らず、松尾山に登る。三成関が原に移動。と、関が原戦闘開始の9月15日午前8時の前日で、非常に戦闘の勝敗にも影響する一日である。
 また、関が原の戦いは9月15日一日の出来事のように思っていたが、日本国中では情報の伝達が今のようではなく、九州や東北ではしつこく西軍と東軍が戦っていたところもあったことも克明に記されている。

「なるほど」という感想。
 以前、井伏鱒二の神屋宗湛についての作品で、いつ誰とどのような茶道具や掛け物を使って茶会を開いたかということを古文書によって、日を追って淡々と記録されているのを読んだことを思い出す。

書物の構成として、物語ではなく、研究の集大成となっている。
全国の大名の動きが時間軸で克明にわかる。
人気の大名、武将の歴史物は小説家によって書かれテレビなどでもドラマとしてよく放映されていたりするが、日本国中どこに住んでいる人も、自分の地域にいた大名の動きがわかって楽しめる。
図書館で借りて読んだが、家に備えておきたい気がする一冊であった。
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