「駿河御前」
2011/12/20(Tue)
 司馬遼太郎著 「駿河御前」 を読む。

 これは司馬遼太郎短編全集十一のなかの作品。

 たいへんだ、忘れそう。
 もうほとんど忘れたかもしれない。
 ブログ記事を書かないで、作品二つを置き去りにしている。
 まあもう一度は読みましたよ。と、しるしだけでも記しておきたい。

 じつは、さきに読んだ「大和大納言」秀吉の弟秀長のはなしには副題がついていた。「豊臣家の人々 第五話」というものだ。この「駿河御前」は、第六話である。

 この、駿河御前とは、秀吉の末の妹朝日のことである。
 最後は家康に嫁して、天正17年大政所の看病に行き、翌天正18年正月京の聚楽第にて48歳でなくなるまでのこと。
 秀吉は父親違いのこの朝日が可愛くてしょうがない。そんな朝日は、容貌はきょうだいの中ではいちばん色白で目鼻立ちが整っており、寡黙であった。墨俣の砦の長になった28歳の秀吉は中村に住むお仲以下の血縁をこの城に招いた。寡黙な朝日を寧々はひょっとするとあほではあるまいかと思ったりするが、秀吉ははにかんでいるのであろうの解釈を押し付けていた。朝日の夫は、源助とか嘉助とかいったが取り立ててやろうにも一切受け付けない。むりやり長浜に移住させ定紋を入れた侍装束を着せるが、環境の変化に疲れ死んでしまう。その後、愛知郡の地方名門の出である副田勘兵衛に嫁がせる。夫婦仲は勘兵衛の努力によってよくなっていっていたのに、引き離されて家康に人質として嫁に出されるのである。
 上意によって押し付けられたこの朝日の結婚。二人の男のその朝日とその閨への思いややり方が、司馬遼太郎がこの作品では、一番描きたかったことではなかろうかと思うほどに、さもあるかなの読後感を持つ。
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コメント
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妹のブログ見てくれたそうでありがとう ちなみに私は二番目の普通の姉です。 今日は久しぶりにゆっくりしてたのでじっくり読ませてもらいました。 歴史上の人物の本は私も好きで興味深く読ませてもらいました。いろんなことがわかり得をした気がします。これからもよろしくね。 入院してるそうでお大事にしてください。
2012/02/20 14:00  | URL | はやとうり姉 #-[ 編集]
- はやとうりさんのおねえさまへ -
 コメントありがとうございました。
 今日退院いたしました。
 妹さんのブログ楽しませていただきました。
 姉妹そろってセンスがいいのはお母様の血筋と影響なのですね。
 そのセンスのよさ、これからも楽しませていただきます。
 よろしくお願いします。
2012/02/29 19:24  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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