「油小路の決闘」
2012/01/08(Sun)
 「油小路の決闘」を読む。
 
 これは司馬遼太郎短編全集六のなかの作品。

 新撰組諸士取調役篠原泰之進という江戸言葉を使う色白の壮漢で暇さえあれば井戸端へいって耳の穴をざぶざぶ洗う男の話。
 新撰組というのは、陰湿で気味の悪い集団というイメージはだれもぬぐえないのではないか。私も新撰組の話はあまり好きではない。
 じつは、新撰組の中にもおなじ思いを持つ人たちは少なからずいたであろう。
 篠原泰之進というはそういうひとの一人である。
 新撰組の中に公に分派を作った。
 公に認めながらも生かしておかないのが近藤勇のやり方であるという確信の下に、4人の同士を近藤の元に残して、内部を探らせる。しかし、近藤はまずその4人を殺す。そして、分派の中心人物伊東甲子太郎を殺しその死体を囮に分派全員を殺してしまえが「油小路の決闘」になる。伏せている新撰組50名対分派7名の死闘であった。分派は4人が生き残る。
 後、篠原泰之進は薩軍に入って関東攻めに加わり、維新後弾正台の少巡察という官職に就きのち隠棲した。そして、中耳炎で死んだ。

 
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