『道化師の蝶』 雑感
2012/03/24(Sat)
『道化師の蝶』の小川洋子の評だけがメモしてなくて、昨日読み返しあらためて、この『道化師の蝶』と入院騒動と入院時に編んだ毛糸の帽子についてふと思った。
 もともと、入院するにあたって私には課題があった。
 耳の手術のため、耳のまわりを、3・4センチ剃りますよといわれたことだった。手術後すぐに職場復帰すると考えていたので、そのままで職場に行くことがはばかられた。
 何店かの帽子売り場でいろんな帽子をかぶってみた。もともと帽子をかぶる習慣がない私。どれもこれも不自然で用に足りそうにない。
 そこで、毛糸で編むことを思い立ち、インターネットで毛糸の帽子の編み方説明書がないかと探した。デザインはどうにも年齢にあわないが網目模様だけは借用できそうなのを見つけた。どんなデザインにしようかと、とりあえず円形に編んでいたら、関根勤の娘さんが、テレビでフェルト風の帽子に同じ素材で出来た花をあしらったのをかぶっていたのがなんとも違和感なく自然に見えたので、そんな形に編めたらと、かぶってみては大きさや形を確認しながらほどいては編み、ほどいては編みして納得いくものに編み上げた。
病院に持っていき、髪を剃ってもらってみると、言われたとおり髪を切らないで伸ばしていたこともあって剃っていることはわからない。耳の患者さんはみんな剃られているのだが誰も剃られているようには見えない。なんとあれほど危惧して出来上がった毛糸の帽子は不要だった。
 同室の患者さんが私の帽子を欲しがられるので、彼女用に編むことにした。彼女はわたしより頭が大きいので、編み目の印象が変わらないように鍵編み針のサイズを8から9に変えた。体全体とのバランスがすっきり見えるように、円の大きさは変えたが深さは変えなかった。その帽子も何度もかぶってもらってみてはほどいたり編んだりして出来上がった。
また、編み物上手の友人が編み方を書いて。というのだが困ったことに、網目模様は説明できないし目数も説明できない、花はそのときの気分任せ。結局退院後それも友人の頭に合わせて編んであげた。
結局、耳の周りを3・4センチ剃りますといわれたことから始まった着想でできあがった帽子は不必要で、二度とおなじものが出来ない。
『道化師の蝶』にすこし似ているかもしれない。

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コメント
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 入院時の読書、話ですが6まで進み、数日分伺えずにしまいました。
ただ今、遡り本日の分まで面白く拝読いたしました。
処で本日の私のブログで、深山様ご夫妻を少し紹介させて頂きました。
児童館でのあかね様の仕事のことなど、どう記せばいいのか言葉が上手く出なかったのですが、霞様のアスベストへの想いや取り組みをご紹介したかったのです。
お気持ちにそぐわない表現が多いかもしれませんが、その点はご容赦下さいませ。
 深山 霞様にも、よろしくお伝え頂ければ幸いです。
至らぬ言葉はどうぞお許し下さい。
2012/03/25 18:26  | URL | みどり #-[ 編集]
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