『源氏物語を知っていますか』
2012/05/06(Sun)
 連休三日間家を空け、昨夜11時前に帰宅してぐっすり眠りこけた。
 眠りの友は、阿刀田高の『源氏物語を知っていますか』の連載物。
 ほとんど知っておりませんのよ。とゆっくりゆっくりと読みすすむ。
 昨夜はその3で源氏の妻の葵上が産後のひだちが悪くみまかってしまうところ。 源氏との関係を双方がよいものにしたいと願っている6条御息所が、葵上の病床に生霊として乗り移っている様子を源氏が垣間見てショックを受ける場面について思いがゆく。
 こんなところは、物語の世界として読みすごしてしまいそうだが、こんなことが、当時の大関心事であったことをかんがえると、ナンセンスなこととはいえ、なかなかおろそかにできない。
 葵上がこよなく愛してくれるその両親を遠ざけて、源氏を呼び苦痛を訴えているその声と顔が御息所にそっくりになっていることで御息所の生霊が憑いていることを源氏がうかがい知るというのである。
 声と顔が似る。これがキーワードだ。
 この描写は紫式部の物語るひとつの表現方法なのか。
 この当時悪霊払いがよく行われているが、人間の人間の力ではどうしようもない病苦に対する周りの人のなんとかしたいという強い思いの表現方法に呼応して、生きる力を発露させようためなのか。
 おたがい、話し合いということをしない為に起こる憶測による悪循環なのか。
 とうじ、食するものの中に、たとえば麻薬のように、気分を高揚あるいは鎮めるような食べ物か飲み物があったのか。
 本を胸において目を休めそんなことに思いがいく。
(・・・こんなことを考えるのは松本清張を読んだ副作用なのか・・・)
 
 ふと思いついて、雨上がりの庭に出てみた。
 今年はあきらめていたカラーがこぶりながら真っ白く四つ五つ六つと咲いている。
 葉も豊かに青々とかさなり優雅さを演出している。
 出かける前から咲いていたミヤコワスレも白く花火を散らしたように数をたくさんに増やしている。
 白いシランも咲いた。このシランは前住んでいた家に夫が植えて増えたのを人に差し上げ、昨年少しいただきこの庭では初めて咲いたものだ。
 手の届かないところに去年から名も知らぬ白い花が咲いている。昨日新宿御苑でおなじ花を見た。さっそくインターネットで、「新宿御苑の5月に咲く花」などと検索してホソバオオアマナ(細葉大甘菜)という名前であることを知る。新宿御苑でも、我が家とおなじ白く可憐なミヤマスミレと隣り合って咲いていた。
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