『源氏物語を知っていますか』 2
2012/05/10(Thu)
 阿刀田高著 『源氏物語を知っていますか』を読む。
 月刊誌、小説新潮にいま連載されている。
 たまたま夫が買ってきた4月号で知って、それまでのものを図書館で借りて読んでいる。昨年の4月から連載は始まっている。
 昨夜で、9月号までを読んだ。
 源氏はその身分のたかさ、学門の深さ、センスのよさ、そして何よりその身の美しさによって、散々プレイボーイぶりを発揮して色恋を楽しんでいたが、父親の桐壺帝が亡くなり、朱雀帝の即位によって源氏の敵役弘徽殿大后が勢力を盛り返し、源氏が須磨へ、そして明石へと都落ちしていく。
 その心境と所作が、源氏物語をして、日本的美意識と言わせるものなのかもしれない。
 朱雀帝は、悪しきことが続いて起こるのは、源氏を蔑ろにしているからかもしれないと、源氏に高い位をつけて呼び戻す。さらに、病弱な朱雀帝は上皇となり、冷泉帝に位を譲る。冷泉帝は桐壺帝と藤壺の更衣の子であるが、じつは、源氏物語の大きな秘め事、源氏と藤壺との子である。
 源氏もかなり年を重ねてはいるがその美しさは、そうはいってもたぐいまれ、またまた往年のプレイボーイぶりが語られていく。
 阿刀田高は、大河小説の中に、短編小説風なエピソードをちりばめていることについて、執筆の時期がバラバラであったからとかいろんな説があるが、かえって面白いのではないかと解説している。その解説を踏まえて読むと、たしかにそういったことで、深みが加わっていて、源氏のフアンとしては楽しめる。



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