『バイロン詩集』
2007/11/22(Thu)
宮崎孝一訳 『バイロン詩集』 を読む。

これは、ぜんぜん面白くなかった。

読んでいるうち気づくとほかのことを考えていたりしてまったく進まない。
それでいて、けっこう全霊を傾けないと読めないので余計に進まない。

この書は、実は、昔若かった頃買い求めたものだ。
旺文社文庫である。
この文庫は、知っている人も居ると思うが、薄緑色で、ふちに緑の曼荼羅絵のあるもの。
二段になっていて、一段は短くて解説や注釈がある。若い頃は、ほんとに無知なので、この文庫本は本当に便利だった。

漱石の『吾輩は猫である』などは、この文庫で繰り返し繰り返し読んでボロボロになった。
この、『吾輩は猫である』は、他の文庫と違って、表紙が硬い紙で出来ていた。

県北の小さな町で、店先に並べられた文庫本は少ない。
旺文社文庫ということで大きな期待を持って買ったに違いない。

しかし、今読むと、全く面白くなかった。
訳が悪いのだと家人はのたまう。

一つだけ、いい詩が見つかった。

「澄み透り、静まりかえったレマン湖よ」という詩。
これは、
≪彼と同じくイギリスを捨てて放浪していた詩人シェリィーと交わることによって、彼の汎神論的な愛の説の影響を受け、自然と融和する事に新しい生き方を見出そうとしていた。≫
と注釈があるとおり、自然のなかに心情を重ね合わせることが出来ている。
とはいえ、ここに、記すほどの作品でもない。
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