『老いのかたち』
2013/03/20(Wed)
 黒井千次著 『老いのかたち』を読みました。

 2005年、著者が72歳のときから、5年以上、読売新聞に月1回連載したエッセーをまとめて出版したものだそうです。
 週刊誌や、新聞などで、読んだエッセーなどがこうしてまとめて本になっているのを見つけると、これは面白かったからと、ほくそえみながら読み始め、たまに読み進むにつれて、なぜかがっかりすることがあります。
 まさしくこの本はこの類の書ではないかと思われ、一つ一つの記事はそれなりに、平成時代の老人の日常の事態や心情が語られていて面白いのですが、延々これを続けられると閉口してしまうといったような感じです。
 月に1回の連作であったので、多くの人に親しまれたのかもしれません。

 なので、一回一回のエッセーはそれぞれに飲み込むことにして、今日の読後記録は、「中高年のかたち」と称して、私が月一回参加しているイキイキサロンのことを記録することにしました。
 今日のイキイキサロンは、①派遣された区役所の長寿健康課の職員による「転ばないための体操」、②町内にある高齢者施設の職員による「中高年の人へのデイサービス体験イベントへの案内」、③「○○団地マップ作り」でした。
 ③「○○団地マップ作り」では、私たちの団地の地図を大きく拡大して、空家、男性の一人暮らしのお家、女性の一人暮らしのお家に今日の参加者の情報によって、それぞれ印を入れていく作業をしました。
団地はさらに区に分けられています。あとで自分の区の様子を調べてみました。私の区は46軒ありますが、その内空家は6軒、男性の一人暮らし6軒、女性の一人暮らし5軒でした。一人暮らしのお家が25%強というのには改めて驚きました。この数字からこれから10年後、20年後の団地の様子がうかがえます。

 そういえば、昼食後、夫とずいぶん前に建設省を定年退職されて、昨年まで駆除班に入っていたとおっしゃる方のお話を聞きました。私たちの町の鹿の頭数は500頭くらい生存しているのがよいとされているのだそうです。それが今では大幅に増えて1500頭をはるかに超えてどうにもならない状況にあるということでした。駆除班の人数も20人くらいとされているのにぜんぜん足りないとのことで、この団地も近い将来、人間より、鹿、熊、イノシシなどの数が上回るのではないかととんでもない想像をしたことでした。
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コメント
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 私の住む場所は県営住宅ですが、空き家が目立ちます。
県では統廃合して、一部の場所を切り離し、土地など売りたい意向で、4月以降に具体案が出るようなのです。反対の署名運動をおこしていますが、見通しは立っておりません。
 イキイキと暮らすには健康と、ある程度の資金が必要ですが、生活保護の受給者も多いようで、個人情報保護の観点から70才以上が何人とは公表されておりませんが、色々な情報から推定して、やはり30パーセント前後の高齢世帯、一人暮らしも増えています。
民生委員は4人ほどおりますが、個人個人の生活状態を把握し切れないようです。
会長さんは50代末、来季4月以降も引き受けて下さる様子ですが、一人暮らし老人対策を具体的に考えようと呼びかけております。生死の確認だけでも簡単にできるといいのですが、未だに隣人任せです。
縦型の長屋同然の暮らしですが、昔から比較しますと、お互いに無関心派がふえているように思えます。
 本の感想は、だいたい同じ気持ちでした。
自分が幾ら高齢でも、そのような話ばかりでは食傷しますね。
若々しく、明るく暮らす方に気持ちが惹かれます。
どうせ短い余生です。
くよくよせず楽しく暮らしたいと思っております。
 余談ですが、霞様にお伝え下さいませ。
桐光学園を卒業したT君は東洋大学へ進みました。
彼はあくまでもバスケットが大事、3月10日に大学の寮に入りました。この学校バスケットは、あまり強くないそうです。
夢は頑張ってレギュラー入りし、強い部にすることと言っておりますが、母親も祖父母も目の中に入らない場での学校生活、潔い学生生活を送って欲しいと、遠くから思うばかりの日々となっております。
いつぞや、温かいお気持ちをT君に注いで頂きましたので、少しお知らせ致します。どうぞよろしくお伝え下さいね。
2013/03/20 10:37  | URL | みどり #-[ 編集]
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 自分が精一杯がんばれるところに身を置くことができられたようですね。夫が気にしていたので知らせたら大喜びでした。T君入学ほんとうにおめでとうございます。

 私も以前県営住宅にお世話になっていました。そのときの県営住宅もだんだん空き家がふえていました。私たちが去ったあと平屋部分は、売り払われ新しい建売住宅になり、5階建は三軒分を2軒分に模様替えしてゆとりのある住宅になり家賃も変わらなかったようでした。いずれにしてもそのとき住んでいた人たちはそのまま住み続けられています。そして近隣に大きな葬祭会館も3社あるのに、葬祭もできるという立派で大きな集会所もできています。そのイメージがあってみどりさんのところの事情もよく飲み込めないまま大丈夫と思ってしまうのですが。

 一人暮らしの方の地図については、ここまで詳細に書き込んでしまうと確かにプライバシーの問題がありそうです。会合でも、絆とプライバシーの問題が浮き上がりましたが役所の方もノーコメントでした。

 
2013/03/20 20:07  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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