『私と踊りませんか (スケアダンス・ラウンドダンス)』
2013/05/22(Wed)
 二宮淑臣著 『私と踊りませんか スケアダンス・ラウンドダンス』 を読みました。
 この本は、周1回、近くの区民文化センターに8年位前から参加しているスケアダンスクラブに行ったとき、Hさんが貸してくださった91ページの冊子です。
 彼らしく、ホテル賀茂川荘の包装紙で丁寧にカバーが掛けられてあり、貸してくださったときには、何の本かわかりませんでした。すこして、スケアダンス・ラウンドダンス関連のお話であることがわかりました。
 特別な出来事に対するお話でもなく、一般的にスケアダンス・ラウンドダンスをやっていて、はまっている男性の心情が描かれています。
 スクエアダンスが、17世紀初頭のアメリカ東北部にイギリス、フランスなどの移民がカドリールというヨーロッパ宮廷風の踊りをもたらしたことにさかのぼり、近代的なスケアダンスの確立、普及の直接的な起因は1940年ニューヨーク・ワールド・フェアの開催で、そのなかでスケアダンス・ジャンボリーが行われたことであるという歴史。
 アメリカでは自動車産業を興したヘンリーフォード一世、日本では三笠宮がスケアダンス教会の創立に力添えをされ1980年から18年間総裁としてその普及に勤めてこられたこと。
 スケアダンスは国際的で、アメリカのメリーランドから来日した26歳の女性、セラが広島のスケアダンスクラブに米軍海兵隊岩国基地から日本語もぜんぜん話せないのに、大きな荷物を背中に担いで電車で通ってきていたエピソードもある、などです。
 日本全国でも1万5千人足らずの人が楽しんでいるだけのダンスのことなので、スケアダンスの説明がかなりな紙面を使って興味深く書かれています。
 アメリカ人のセラについては、数年前広島市内のアニバーサリーに参加したとき一緒に踊ったこともあり、簡単なコールもされた記憶もありました。まったく日本語が話せないのに、私たちと次々と手をとりあいながら一日中パーティーを楽しんでいる姿にほっとした記憶があります。世界中どこの部隊にいても地元にクラブがあればそこで楽しめていいことだとおもいました。
 克夫という男性については、周に5回もクラブに通って、熱心なのに驚きました。よく考えてみると、私のクラブでも、女性より男性のほうがはまっている人が多いと改めて思い返しました。
 克夫は、とくにパーティーで女性に踊る相手をお願いするのが難しく、男性の存在が非常に孤独であると再三語っています。このことは以外でした。私の所属するクラブでは、男性にも気を使って気軽に踊りましょうと女性が声をかけますから、男性も気軽に踊れてとてもフレンドリーです。さらに、コーラーを担当されているNさんが分け隔てがなく親切で、初心者の男性が気持ちよく覚えることができます。上手になってさらにレベルを上げるために他のクラブに行って傷ついてやめてしまう人があるかと思えば、ハイレベルで上手に踊れるのに私たちのクラブにも毎週来るようになる人もいます。Hさんはその例です。Hさんはさらに克夫同様定年退職をしての活動なので、この物語の話題の中心になっている、おととしの東京・品川グランドプリンスホテルでの第50回全日本スクエアダンス・コンベンションにも参加されたのではないかと思います。全日本には大体出席されて次の練習日にクラブにおみやげを買ってきてくださいます。
 そういえば、広島でのパーティーにもろくに出席しない私たちにも、全日本の様子を知らせてやろうとの心遣いからこの冊子を貸してくださったのかもしれないと今思いました。
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