『(私)はなぜカウンセリングを受けたのか』
2014/07/03(Thu)
東ちづる著 『(私)はなぜカウンセリングを受けたのか』 を読みました。
とにかくなかなか読み終得ることができなくて長く感じる本でした。
この本は、先月東京に行って『東京おもちゃ美術館の挑戦』を買って帰った友達が、「これも読んでみて!」と貸してくれた本でした。
 友達は、以前私と同じ職場にいたことがあり、職業柄か、あるいは公表している自分と娘との葛藤から関心を持ったのか、とにかく私にも「読んでみて!」とのことでした。

 まず、東ちづるは、佳里富美著『眠れぬ夜の壁』という本を読んで、自分がACだということに気づいたことから話が始まります。
AC adult children とは幼少期から過度の責任を負わされ、子どもらしい幼少期を味わえなかったことにより、精神的不安定や対人関係の問題を引き起こしやすい性格が形成された人のことをいう。とあります。

 このような幼少期「しっかりもので、人に褒められ、優等生であり続けることを望まれる」を送らざるをえない子育てをした母親。まず、母親にそのことを気づいてもらい、母親自身にも、「立派な母親、夫をきっちり支える主婦、仕事場でもたよりになる存在、近所の人からも友達にもみんなに好かれる女性」から自分を解き放つよう変わってほしい。そんな思いから自分と共に母親にもカウンセリングを受けてもらうことを思い立ち、その経緯を本にすることを条件にカウンセラーをさがし、半年後に了承してくれた岐阜の長谷川博一氏との共著的な作品です。
カウンセリングは当初は10回で終えることを目的にしていたのに結果として12回になり、その中の9回分が収録されています。カウンセラーにとってカウンセリングの内容は不用意に外の現実界に持ち出すものではなく、ましてや公開されるものではないにもかかわらず、あえてこの仕事を引き受けた理由について、クライエントの切望と、自分も常々世に問いかけたいと願っていたことをあげておられます。「いい人」が持つ心の闇に向き合って「いい人」をやめて、「それでもいいや」と自分自身を諦めによって悟り解放してゆくことを提唱しておられます。

この本は、2002年に初版が出されて、2010年12刷発行となっています。東ちづるという女優さんが因島の出身であるということや、サラリーマンから女優に転身した方だとは記憶にありましが、どのような作品に出演されているのか知らず、本を書いたり、講演をしていたり、たくさんの司会業をしたり、骨髄バンク、あしなが育英会、ドイツボランテア活動などもつづけていたことはこの本を読むまで知りませんでした。
 この作品がこれだけ版を重ねたということは、著者が有名人だからでしょうか、世にこのようなことで悩んでいる人が多いということなのでしょうか。
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