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曽場ヶ城山登山
2015/01/21(Wed)
 1月20日火曜日、曽場ヶ城山に登りました。
 曽場ヶ城山は広島市の東に隣接する東広島市の八本松町にあり、わたしたちの住む安佐北区からは、狩留家から湯坂から志和に抜け、八本松駅の前を通って南下、曽場ヶ城山登山口から登ることになります。
 当日は、このところの冷え込みがうそのように雲のない青空で、暖かく風もなく、むしろ登山者としては温かすぎるほどのお天気に恵まれました。
 8時5分に羽柴さんが家のすぐそばに迎えに来てくださり、久保さん、佐々木さんとひろって、アルゾの駐車場で、玖保さん、国広さんの乗った水野さんご夫婦の車と合流して、途中コンビニで弁当などの買い物やトイレを済ませ出発です。
 登山口についてみると、夫とよく通る八本松小学校の先の大きな池の反対側から7・8メーター上がったところだということがわかりました。水道局の設備があり、案内にあるほどの空き地ではなかったのですが、上手にとめられて、登山靴 に履き替えます。もうこのとき、ほとんどの人が暑い暑いとジャンバーなどの上着も脱いで、9時45分から登り始めました。1時間30分くらいで頂上とのことで、時々急傾斜地もありながら、冬山とあって見通しもよく、みんなの姿もよく目にはいって、道々の説明書などを確認して、ところどころにある石仏に手を合わせながら、道々の整備にも協力、折れた木切れなどを脇によけたりしながら登ります。
 しばらくいくと三の丸跡があり、気分はだんだん戦国時代へ、そして「午の段」と書かれた削平地、午とありながらイノシシの掘り返した跡も生々しくそのすぐ上の二の丸跡へと続きます。二の丸から本丸への道がびっくりです。まるで、トトロが通り抜けていく草むらのトンネルをすこし大きくして暗くしたような矢竹の群生のトンネル道なのです。矢竹という言葉もその竹を見るのも初めてですが、指の大きさくらいの竹が釣竿のように長くそしてよく撓るのです。群生しすぎているせいか竹はすこし黒ずんでいるようですが、戦国時代にはこの竹をどのように利用したのでしょうか。              
 群生が尽きたところを2・3メートル上ると本丸跡です。東側を迂回しますが、石垣がずっと築かれ、粗末な高さ2メートルくらいが太った雑木などによって崩れそうです。東北側から本丸跡に上がります。ひろい削平地で、見晴らしもよく、今では石仏がおかれ、お酒などがお供えられています。本丸跡を反対方向の北西にすこしくだって、また稜線をのぼり行き着くところが頂上で、標高607メートルの三角点があります。ここでの見晴らしもおおよそ360度で、抜群です。記念撮影でにぎわい、お弁当をたべて、下山です。途中、登るときに気になっていた供養塔への道があり、わき道にそれていってみました。もとあった巨大な自然石に、供養塔と掘り込まれ、さらに下段の岩に戦没者や被曝者の名前がずらずら並んで掘り込まれ、廻りも整備が行き届き東広島の市街地を見下ろしています。みんなで手を合わせ、もとの登山口に下山いたしました。降りて万歩計を見ると8600歩くらいしか歩いておらず、福王寺の駐車場より3000歩少ないのに改めてもともとの八本松の標高の高さに驚きました。
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コメント
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いつもご自分の信念を通し好きな道を自由に生きておられるといった様子に敬服いたします。
それに比べて私などなんと雑多に要らんことばかりしているのだろうと嫌になることがあります。
何か月前から予告していたのでしょうか、やっと今「小泉八雲の文」を書にしたものを上野の都美術館で発表しています。
みどりさんがよく写真を撮ってくださいましたので、みどりさんのブログをお訪ねいただいてご覧になってください。
これを書きましたきっかけは、ご紹介いただいた「日本の面影」でした。ありがとうございました。
2015/01/22 21:31  | URL | 花てぼ #ZjTFAI5c[ 編集]
- コメントありがとうございました。 -
 う、う、上野公園の美術館!!
 田舎者ゆえびっくりです。
 感動です。すぐにみどりさんのところへ急行。
 さらに、さらに、感動です!
 富士山の条だったのですね。
 松江中学からの教え子藤崎某と登ったときの感想でしょうか。
 訳がとてもいいです。
 夫は、みどりさんのブログからきっとみどりさんにことわりもなくA4にきれいに印刷してくれいたのを2階から持って降りてきてくれました。ハーンの会の皆様へのも印刷してくれていました。
 我が家には平川祐弘と、田代氏の訳しかなく、この名文は平川呈一氏のものだろうかと予想を立てています。
 花てぼさんほんとうにありがとうございました。
 いま、「マルセル嬢誘拐」という本を読み上げたところです。1968年暮れに京都国立近代美術館からロートレックの「マルセル」が盗まれた事件のことを毎日新聞記者だった人が書いています。もし、花てぼさんのこの書が盗まれたら、犯人はわたしが捕まえますと明言できそうな内容でした。ハーンの愛好家に御用心。 
2015/01/23 08:25  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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