『ふしぎな図書館』
2007/12/20(Thu)
村上春樹の『ふしぎな図書館』を読む

この本は文庫本の大きさで、表紙が赤く、ふっくら分厚くなって優しい感触になっている。

本文の紙も良質で佐々木マキという人の絵もたくさんある。

図書館にオスマントルコの税金のあつめ方について知りたくてやってきた僕。
図書館の地下室に案内され、たくさん本を読んだおいしい脳みそを食べたがっている老人に捕らえられ、食べられる運命になる。
脱出を企てるが失敗に終わる。
さいご、じぶんの飼っていたむくどりに助けられて、家に逃げ帰るという話である。

久しぶりに村上春樹の世界にしたる。

昨夜読んだ山本夏彦の『世は〆切』の中に「図書館かわる」と題したコラムがあった。
1993年(平成5年)に書かれたものだが
≪アメリカ人はたいてい蔵書を持たない。学者も小説家も図書館を利用して手もとに本を置かないと、これは昔から聞いていた。≫
とある。
この部分を思い出し、村上春樹もアメリカで暮らしたことがあったとエッセイや対談集で読んだことがあるなと思い出していた。

ほんとうに本を読むことが好きで、図書館通いをしていると、時々もし図書館がなかったらとか、図書館に詰め込まれた情報が、自分の頭のなかを次から次へと通り過ぎてゆくことについてなにかしら考えることがある。

それが村上春樹の場合はこんなすてきなファンタジーな世界がつむぎだされる。
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