第180回「広島ラフカディオ・ハーンの会」参加記録
2015/08/12(Wed)
 8月は、臨時で働いている仕事が19日もあり、個人的な用事のない日は仕事といった具合です。それにこのところ仕事場が34度、35度になり、もっぱら体力維持が最大の課題になっています。
 それでも、広島ラフカディオ・ハーンの会への参加は、特別です。今月のように、なんら予習らしき勉強はできていなくても、とにかく風呂先生の話が聞きたくて出かけていきます。
 参加者は、風呂先生を含めて10人でした。欠席者の方も所用があったのでしょうが、参加できなくて、きっと残念におもっておられるのではと思います。夫も行きたいのに身体に自信がない様子でうらやましそうです。
 冷房の効いた爽やかな会場の部屋の机につくなり、ほかの資料と一緒に、第180回「広島ラフカディオ・ハーンの会」ニュースを配布してくださいました。ニュースは毎回A3用紙10枚です。
 私は昨年5月10日に初めて参加させていただいて、そのとき、前の月の164回からのニュースを毎回いただいていますが、「180回といえば、会が発足して15年」と風呂先生のご苦労を思うと感無量です。
 ニュースの冒頭は、《歴代政権が憲法9条の下で禁じてきた集団的自衛権の行使を可能にする》安全保障観連法案が去る7月16日衆議院本会議で、自民、公明両党と次世代の党の賛成多数により可決され、衆議院を通過しました。》 の文面で始まり、第2章 戦争の放棄 第九条【戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認】の日本文と、英文(「時事英語研究」編集部が出した、The Constitution of Japan) が載せられています。
 この英文の文章は、いつも私の正面に座られる会員の五十嵐先生が、昭和22年、旧制函館師範学校の学生時に求められたものだそうで、毎日九条の英文を暗誦されていたとの事ですが、さすが英語教師を目指すほどの方はちがいます。
 1949年学習院大学の初代学長になった安倍能成の「平和への念願」を読んだのは、ことしになってからです。市原豊太はその解説で、《衆議院の憲法草案委員長A氏は当時の言明を忘れたかのごとく再軍備論を唱えているが、参議院の委員長であった野人哲学者は頑冥にして節を曲げぬのである。アメリカの教育視察団が来たときに挨拶された先生の言葉を聞いてかれらの心あるものは日本にもイエスマンばかりではないことを頼もしく思った。最近アメリカで先生はこの憲法をアメリカが抹殺することを叱咤して帰ってこられた。真生のメイフラワー号の子孫はこれに満腔の賛意を表したそうである。》と述べていました。
 安倍能成は、平和憲法の弱みと強みについても言及しています。おなじ散るなら平和憲法の下でと思わされたことを思い出します。このハーンの会が発足した15年前に、このような法案が衆議院を通過すると会員の先生方は思われていたでしょうか。時の流れを感じられているでしょうか。高木大幹著『小泉八雲と日本の心』の「ハーンと西洋文明―漱石にふれつつ」のなかでも、ハーンが、『日本 一つの試論』〈産業の危機〉の終わりの部分の資本主義や軍部についての言に対しての苦言は、ハーンの日本に対するギリギリの愛情こもる直言であったといえる。という部分が、普遍性を帯びていま私の心に蘇ってきます。
 そして、今日の課題、『心』旅の日記から4月16日京都にて については、「古いギリシャの古譚に、そもそも絵画のおこりは、壁にうつった恋人の影を、べつに教えられることもなく、なんの気もなしに人が写していたのが始まりだ、・・・・の「ギリシャの古譚に、について論議が、先生方の間でいつになく盛り上がっていました。

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コメント
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 野球の試合を始めから終わりまで、久々に熱心に見る機会となりました。
早稲田実業と広島新庄の高校野球、同格のような感じで戦い抜きましたね。とても残念な結果となり、涙を堪えながら帰り仕度をする生徒達の顔を見て、こちらも涙が滲んでしまいました。
高台で走り回っての練習を、あかね様が「天狗たち相手に練習しているように思える・・・」との表現をなさいましたが、盗塁する度に(何と素適な想像かしら)と、早稲田実業の大柄な生徒たちを相手に精一杯戦った生徒さんたちの画面にいっぱい拍手を送りました。
あかね様のコメントでのご紹介が無ければ見ずに終わった試合でした。ありがとうございました。
 余談ですが、ご夫君に広島体育館まで来て頂き、大いに応援して頂いた孫は大学3年生となり、一貫してレギュラーとして活躍しております。お盆明けまで沖縄での合宿練習に参加後、9月初めから始まるリーグ戦に出場します。このリーグには4部まであるそうで、今回も何とか2部で出るようですが、彼の「卒業までに一部リーグに昇格したい」とする希望は未だ果たせておりません。箱根マラソンにも感じますが、スポーツの世界も苛烈のようです。
二十歳を向かえ政治にも関心を抱いて欲しいのですが、視野が狭く何かと案じております。
 青少年の明日を考える度に、再びの戦争は断じて許してはならないと思いますが、身近の者にすら、満足に自分たちの気持ちを伝え切れず、もどかしく思います。大学のスポーツビレッジに寄宿しておりますので、正月以降会える折がなかったのですが、9月からの試合観戦には行きたいと考えています。
 ラフカディオ・ハーンの研究会とはかけ離れたようなコメントですが、ご夫君にもよろしくお伝え下さいますようお願い致します。
あかね様も、真夏の勤務は日々お疲れ多い事と思いますが、お体労わりながらお過ごし下さいね。
2015/08/13 11:59  | URL | みどり #-[ 編集]
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 新庄高校の校医さんは、『ヒロシマ おじは十五歳だった』の著者の金谷俊則氏です。というふれこみで御隠居さんに応援をおねだりしたのですが、みどりさんまで応援を申し出ていただき、そのせいで、いい試合ができました。ありがとうございました。アレで、監督の迫田氏は、広島県立商業高校でキャプテンで出場のときと、監督として出場のときで甲子園で優勝した迫田氏の弟さんです。監督に不足はなかったのですが残念でした。
 お孫さんもがんばっておられるのですね。将棋の瀬川氏の本を読んだばかりでしょうか、何かに夢中に慣れるってすごい!生きる喜びの最大のものだと思います。応援がんばってください。わたしたちも広島から応援しています! 
2015/08/13 19:49  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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