『すみよし』10月
2015/10/09(Fri)
『すみよし』10月のなかの、風呂鞏先生のエッセイ「箱根冨士屋ホテル」を読みました。
 文中の
 《他の人にとってはどうでもいい事かも知れぬが、冨士屋ホテルに八雲が果たして一泊したのか二泊したのか無性に気になって仕方がなく、筆者は宿泊日と宿泊日数をこの目で確かめるべく平成十年三月箱根宮ノ下に富士屋ホテルを訪ねた。幸いなるかな、八雲が宿泊していたという部屋(二階のRoom 5)に泊めて頂いた。レジスターブック(宿泊者名簿)を閲覧する許可も頂き、“明治27年7月27日に熊本から来訪、30日出発”と八雲自身が記帳している筆跡を確認した。滞在は間違いなく二日間であった。》の部分を読んで大笑いをしてしまいました。
 この記事は、昨年わたしが広島ラフカディオ・ハーンの会に出席するようになって2回目、第166回「広島ラフカディオ・ハーンの会」に出席したときにいただいたプリントを夫に見せたときの夫の反応を思い起こさせたからです。
 《『出雲への旅日記』  広島にて8月29日
可部で人力車夫をつれて川を渡ろうと渡し舟を待っていると、主に農家の女たちを含めて、数人の旅人たちが加わってきた。この渡し舟は、荷をつけた車も運ぶことができるように、大きくがっちりした作りでできていて、毎時間、一定の回数しか往復しなかった。ちょうど今、舟が岸を離れようとしている時、一人の少年巡礼が遅れて走ってきて、身軽くひらりと飛び乗って来た・・・・そして私の心は巡礼の脚を追って黄金色に夏の太陽が照る日、一日中、北西に向かって行くと、やがて山々の頂は、青から緑にかわり、樹木の陰が峡谷を流れる本流の轟きに合わせてかすかにゆれているところを、うねうねと山道を登って・・・・》これを読んだ夫は、可部の渡しから、出雲街道やそのほかの旧道を歩いて、そして、どこの巡礼宿に泊まったのかハーンの足跡を考え始めました。今も宿屋の様相をとどめている家をさがし、そこの宿帳を見せていただけないかといろいろと問い合わせていました。やっと、今はすでに旅館をやめているが、そこの娘さんが嫁いだ先がわかり、そこの宿帳に、外国人のハーンの名前がないかどうか調べていただきましたが、丁寧に調べたけれどないということでした。ずっと後になって、一緒にいた日本人の名前を記入したかもしれないので、見せていただくようお願いすればよかったとずいぶん残念がっていました。これらの作業は、そこの地元の町議会議員さんに協力してもらっていました。なにか、町の復興につながるネタを一生懸命探していた議員さんは、ハーンがこの町で一泊した証があれば、それを研究して、復興につなげたいとの思いをおこして協力してくれたのでした。今になって思えば、その研究のために夫は次の会から、ハーンの会へ一緒に参加するようになったのだと、いま思い当たりました。
 もう旅館もやめて久しいのに、宿帳を保管してあることについては、当時の宿帳を使って神楽のお面をつくるのだということでした。なるほど当時の和紙の再利用に神楽のお面作りがあったとは・・・・。と思ったことでした。
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コメント
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こんばんは、
ご無沙汰ばっかりしているのに、今夜偶然霞様のブログを開けましたら、ご入院中とのこと、お見舞い申し上げます。でも「おくさまのことが心配」などと自分のことは結構楽観視しているようなことを仰っていましたので安心するとともにほほえましくなりました。
おくさまはお料理の方、大丈夫ですか?

それにしてもハ-ン研究のお出かけにもずっとご夫婦一緒なのですね。ご退院までもう少しのようですが早いご快癒をお祈りしています。
2015/10/10 20:39  | URL | 花てぼ #ZjTFAI5c[ 編集]
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 御心配ありがとうございます。
 いえいえ夫のことではなく私の料理のことです。
 心配には及びません。
 山に登ったとき作ったいなりずしは、昼朝晩朝昼5回も食べましたが、夫が魚を裁いたときと、てんぷらを揚げたときにはいつも友だちに配っておりましたので、私が一人になると、みんなが持ってきてくれます。持ってきたついでに、私の作ったものを持たせますので、どうにか、日替わりメニューになっています。
 兎に角買い物好きな夫ですので、買いおいてあった冷蔵庫にある食材と、畑で取れた野菜や果物が豊富にあるので、仏壇にお供えするお花を買っただけで、外食をしないのに、お買い物もぜんぜんしないで生き延びています。
 今日もわかめご飯に、きんぴらごぼうと、煮込んだホタテと、卵焼きと、トマトで作った弁当をもって仕事に行ってきます。
 ああ、夫の入院中の食事情を話せて、お墓で眠っている母親と会話しているような気持ちです。
 訪問ありがとうございました。
 えいこうさんのところでのコメント読ませていただき、もっと言ってやれーと、広島からも旗を振っています。
 
2015/10/11 06:13  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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