『太宰治全集』1
2015/12/19(Sat)
 筑摩書房から昭和32年発行の、小山清編 『太宰治研究』のなかの、井伏鱒二著「亡友」と山岸外史「初代さんのこと」と、『太宰治全集 第一巻』のなかの、「葉」・「思い出」・「魚服記」を読みました。 
 みどりさんが、お宅の天袋から見つかった昭和32年発行の『太宰治全集』をそのほか素敵なプレゼントなどと一緒に大きな箱に荷造りして贈ってくださいました。
 若いころ読んで、ながいあいだ、であわなかったように思っていたのですが先ごろNHKの『100分で名著』を4回とも録画してみたのと、井伏鱒二を読んだので、気になっていました。気がむいたらいつでも読めると思えるのでハッピィーです。
 それで、読んだとき、1とか2とか順に記録しようと思いました。
 気が変わったらやりかえるかもしれません。
 井伏鱒二の「亡友」は太宰治が27歳から29歳のころのことのようです。太宰治が、病気をして、その鎮痛剤の中毒にかかって、生活がよくないので、治の実家の使いの北さんと畑中さんとが井伏鱒二の協力を得て治に嫁を世話して、所帯を持たせようとするころの話しです。
 山岸外史「初代さんのこと」は、太宰治が最初結婚した女性のことでした。初代が、若い医学生と過ちをしでかしたことに対する嫌悪感にさいなまれている太宰治について書かれていました。
 太宰治著「葉」は、この全集の最初の作品です。昭和9年、彼が25歳のときの作品です。一回読んだだけでは私にはわかりませんでした。
 太宰治著「思い出」は、やはり昭和9年の作品です。これは、すんなり、よくわかります。彼の書いた心の自叙伝のような感じで、興味深く読むことができました。
 太宰治著「魚服記」は、昭和8年の作品です。題名からして意味がわからないのですが、内容は馬禿山と呼ばれている山の裏側にある滝があり、そのあたりの山には炭焼き小屋が十幾つあり、その一つの小屋の人のスワという娘が、父親が作った茶店で店番をしていたが、売れそうもなくなって、することもなくなり、炭を売りに町へ出かけた父親の帰りを待って、待ちわびて、眠ってしまい夢を見て走り出し急に滝つぼに落ちてフナになるという話でした。「あれは誰?」と実はいろいろと余韻の残る話しでした。
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