『三四郎』
2015/12/25(Fri)
 夏目漱石著 『三四郎』 岩波の漱石全集の第7巻 を読みました。
 『広島ラフカディオ・ハーンの会』での推奨図書でしたので、読む気になったのでした。この全集で『三四郎』を読んだ記憶がなかったので、1979年、国文科在籍中にこの全集を配本途中で予約して揃えて以後、はじめて開いたことになります。
 さいごに解説を読んで、はじめて「読んだ」という気持ちにさせられました。
 最初は、新聞の小説だから、「いろんな記事を読んだあとに、小説コーナーで、このような気分にしたってください。」くらいの気持ちで書かれてあるのかなと思えるほど、退屈でした。
 ハーンの会で、日本の美術と西洋の美術に対する見方・感じ方についての学習が続いていたので、そのあたり、なかでもこのたびはギリシャについての部分には注目し、さらに36ページに小泉八雲先生について書かれてあるところや、ハーンの会のニュースで引用してある部分とに注目して読みました。
 しかし、解説を読んで、三四郎が心ひかれた女性美禰子を「無意識な偽善者」(アンコンシアス・ヒポクリット)として取り上げ、さらに漱石のどの小説にも女性のそのような部分をとりあげて書いていることがわかりました。そんなこととは露知らず読んでいた自分の間抜けさに半分呆れたのでした。
 私は高校のとき、おなじ下宿で3年間過ごしました。となりの一室に3年生が二人おられました。、国立大学をめざすガリ勉のYさんと、全く勉強をされないで、下宿にいるときはほとんど、大学進学はしないと決めていたわたしの部屋にきておられたのに女性では成績がトップで、全体では5番のGさんでした。お二人とも、タイプは違うけれど落ち着いた感じの美人でした。Gさんに言ったことはありませんでしたが、3年生全体でトップでのちに京大に進学されたIさんが、Gさんの部屋を覗くために通路の前の畑にある柿の木に登っているといううわさを聞いて当時はほほえましく思ったものでした。そして、廊下を隔てて斜め前の部屋に2年生で商業科のWさんという人がおられました。この人が今思うと、「無意識な偽善者」という言葉から想像できる、派手な美人タイプの人でした。隣のうちに、のち国立大学の学長になられたAさんが下宿されていて、その向かいでのちテレビ局のアナウンサーになられた2年生のSさんたちも混じってお天気のよい日には5・6人でバレーボールなどして遊んだり、馬洗川に散歩することがあったのですが、そんなときや、、私がよくお寺に下宿されている大学を卒業したばかりの物理の先生のところに遊びにいっていたのですが、彼に手紙を託されたときなどになんだか彼女のことを大人みたいだと感じたその内容がそのようなものでした。しかし、長年、小・中学生を預かる仕事をしていると、女性はもちろん、男の子にも、先天的にこういう子どもがいることに気がつくようになったこともあって、今日の裏山登りは、初めから終わりまでこんなことを考えていました。
 小宮豊隆の解説でなければもっとほかの事を考えていたかもしれません。

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コメント
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あかね様
 既に仕事納めと思います。
日ごろのお疲れとお部屋の掃除などで忙しいことと思いますが、志村様長屋の望年会、ぜひご夫妻で参加して下さい。ブログ開く間もないと言われそうですが、私も実はあかね様ご夫妻をお誘いして、これから参ります。花てぼ様は、うたのすけ様の乾杯の音頭に応えるべく一番にお着きでした。
 今年も色々ありましたが、先ずは元気で年越しが出来そうな状態です。皆様に感謝申し上げます。
2015/12/29 16:27  | URL | みどり #-[ 編集]
- みどりさんへ -
 年末から、ずっとブログを開きませんでした。
 せっかくお誘いいただいたのに、・・・。
 年末年始と仕事がありましたが、それとは別に、何だか、ブログを開く気になれずに眠ってばかりいました。
 「こんなことがあるんだ」の気持ちです。
 こんなわたくしですが、今年もよろしくお願いします。
2016/01/09 20:29  | URL | 深山あかね #-[ 編集]
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