第186回「広島ラフカディオ・ハーンの会」参加記録
2016/02/21(Sun)
 雨の中をハーンの会に出席しました。
 
 はじめに配布のニュースや資料の説明があり、そのあと浮田さん、古川さん、末国さんの報告がありました。
 古川さんは、1月10日に焼津の小泉八雲記念館でおこなわれた、大和日英基金から助成をうけてイギリスで実施された「ラフカディオ・ハーン・カルチュラル・プロジェクトinイギリス」での報告、レクチャー&ミニコンサート「ラフカディオ・ハーンのイギリス時代~追想と再考」に出席された報告をされました。
 そのなかで、ハーンの家系図の展示を見た現地の方が、父方の家系にいるジョン・アーバスノットという人は『ジョン・ブル物語』の著者でアン女王につかえたひとだといったという報告がありました。
 私は最近ときどき、自分勝手に仮説を立てることがあります。ハーンについても、「もしかして、ハーンは・・・・」と勝手におもっていることがあります。なので、この家系図の情報は私の仮説を確かなものにする一つの要因になるのではないかと密かにおもいました。 時間がたつにつれてその思いが強くなっていきそうです。 

 休憩を挟んでの勉強は、前回にひきつづいて、『日本の心』のなかの「日本美術に描かれた顔について」学びます。
 高成玲子氏の「ラフカディオ・ハーンと日本美術」(『LOTUS』第21号・平成13年)を参考にしながら解説をしてくださいました。
 まずは、西洋の人々が日本美術について無理解なので、それを説明するのに端を発してこの作品が書かれたことを前提とします。
 日本の浮世絵に描かれている顔を中心に、一般に日本画の特質が「個」を描いたものではなく「類型の法則」(law of the type)を描いた科学的なものだと説明していることを読み取ります。ギリシャの美術を古今の最高芸術と考えていたハーンは、日本美術(科学的美術)もギリシャ美術(理想的美術)も没個性という点で一致していると、日本美術にギリシャ美術との一致点をみいだし日本美術を評価します。
 日本美術の中でもハーンは土着性のつよい風変わりなものに強く関心を示したことにも注目しました。
 ところで、ハーンの絵について風呂先生は、象徴主義のオディロン・ルドンの「ペガサス、岩上の馬」とハーンの「鷲」があまりにもよく似ていることに注目されています。そして、「すみよし」2月号には、高木大幹氏も「ハーンと絵画」のなかで“ルドンが描いた幻想的風景はハーンの世界に通じる”とあることも紹介されていました。

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