『雨はコーラがのめない』
2008/01/29(Tue)
江国香織の『雨はコーラがのめない』を読む。

この書は、薄い文庫本。

飼い犬「雨」と好きな音楽を聴きながら、時間を過ごす。
そんなときの思いを綴ったエッセイ集。

初めて、江国香織を読んだ。

音楽についても、愛犬「雨」に対してもとても敬虔で礼儀正しく優しい。
この思い方は彼女の文章から引用した。

≪彼らの曲は、いつ、どこで聴いてもおなじなつかしさと安心感に包まれる。
聴くものを傷つけまいとするような、途方もない礼儀正しさがある。
曲調も声もやさしくてドライだ。
きれいな色のお薬みたいな感じ。
「思慮深くていいよね。ペットショップボーイズは」私は雨に云う。≫

著者の優しさや感性に、読む人を安心させる品格のよさがある。
ほとんど聴いたことの無い音楽の話だけれど、読みながら一緒に聴いたような気がしてくるのが不思議である。
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