九州旅行・水俣2
2016/12/14(Wed)
 旅行の記録がのびのびになっています。
 もっと言うと、NHKの連続ドラマ「とと姉ちゃん」関連の本もまだ何冊か読み残しの本が残っているし、いまの連続ドラマ「べっぴんさん」関連の本も積んであるし、第一熊本大学の『ラフカディオ・ハーン再考 100年後の熊本から』もなにかまだのこっていそうな気がします。
 それに、九州から帰って、レヴィ・ストロースのNHK100分de名著『野生の思考』を読み返しても理解できていなくて、そのことばかり考える毎日だしと、頭の中が騒々しいばかりで雑然とした日々を過ごしていました。
 でもこの本では、理屈抜きで、感じられることがありました。九州旅行で、椎葉村や、吉野ヶ里遺跡をたずねたとき、何もないこんなところで、どうやって暮していただろうと、想像を絶する思いに涙が出そうになりました。しかし、『野生の思考』に語られる、いまに引き継がれている人間の叡智の豊かさに、あのとき見た青空に、そして、14日の夜ホテルの窓から見たスーパームーンの神々しい満月に、広くゆたかに心が開かれてゆくのを感じました。
 、そんななかで、裏山散歩で話題になっていた、赤くかわいいマフラーを約1週間もかかってやっと編み上げ、首に巻いて夫に見せると、似合わないとのこと。裏山に持っていって、いあわせた水野さんの奥さんに見せると欲しいといわれ、巻いてみていただくととてもかわいい。みんなも賛同。マフラーは行き先が決まって水野さんの胸元でイキイキと映えている。まあ一件落着ということで、記事を書こうという気持ちになりました。
 水俣です。水俣の町外れで、不思議な木に出会いました。車を止めてよくみると「はぜの木」です。わたしたちが広島で目にする「はぜの木」は、すーっとのびてとおりにすーっと枝を伸ばしています。しかし、これがおなじ「はぜの木」だとわかるにはあまりにも立ち木姿がちがいます。しかし、これも「はぜの木」という気持ちで夫と2人で記念写真を撮りました。
 市役所の前にある水俣市立蘇峰記念館と、町並みの中にある徳富蘇峰・蘆花生家を訪ねました。双方とも、ほかに来訪者がなく、職員の方の丁寧な説明を受けましたが、聞こえないので、返事に窮し少し疲れました。蘇峰は、少し前『ラフカディオ・ハーン再考 100年後の熊本から』で、ハーンが第五高等学校に勤めていたころまでの熊本の学校事情の説明にもその名前なども出てきていたので、懐かしく思いました。水俣市立蘇峰記念館では、頼山陽が水俣を訪れたとき峠で乗ったかごが大切に保管されていました。私は頼山陽の記念館が広島にあり、私自身、頼山陽の叔父に当たる杏坪が一時代官を勤めたところで生まれ育ったことを話しましたら驚かれました。
 蘇峰も、この頼山陽の影響を強く受けたことがありそうです。
 町を散策中、石牟礼道子さんも通ったであろう侍街道へ登ってゆきました。なんと侍街道沿いに、小さな「はぜのき館」があります。ろうそくの約30%が熊本県で生産されており、そのほとんどをこの水俣が占めているということでした。朝、町外れで出会った「はぜの木」の謎が解けた一瞬でした。
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