九州旅行・三角西港
2016/12/15(Thu)
  三角西港は、ハーンの作品「夏の日の夢」の舞台になった、「浦島屋」をたずねての旅です。左に海に浮かぶ島々をみながら西にむかいます。
 途中、カメラを持った人たちがたくさんいるのに出くわしました。振り返って見あげると空中に橋が架かっているのですが、その真ん中がいままさにつながろうとしているのです。つながる瞬間をカメラにおさめようとの列のようです。
 ああー、連結される直前を写真に取らないと・・・。と、駐車できそうなところを探しますが、「残念!」と、さらに三角西港にむかい三角西港の駐車場に車を止め、「浦島屋」へと向かいます。
 ところが、そのまえに、三角西港の埠頭すれすれに打ち寄せる波が表面をぬらす石畳に出会ってしまいました。この美しさに圧倒されます。この石畳に見入っていると、この港は、明治時代にヨーロッパの人によって設計されたのだと説明してくれます。すぐに、この旅行に出かける直前に読んだ、フリーメイソンが思い起こされます。石工といえばフリーメイソン。港がなければ海軍の戦艦も寄港できないから、フリーメイソンと海軍は切り離すことが出来ないと夫に説明されて、合点。このようにしてフリーメイソンは世界中に広がっていったと考えると、なんだかわくわくして、そのできばえをていねいに見届けます。
 三角東港までしか線路が伸びなかったために、西港は明治の面影を残したまま今日に至っています。大方130年近く波に洗われ続けてきたこの石畳の埠頭。わたしは、山深いところで育ったために港への思い入れがないけれど、この港の築工にかかわった人たちの仕事への誇りを全身で受け止め心の奥深いところへ畳み込んでいきます。
 港の広場に明るく美しい洋館立ての建物があり、それが「浦島屋」です。さっそく入らせていただきますが、ハーンの顕彰のための見物人はいなくて、何でこんなところに、小泉八雲が??と思いつつ、一面の説明を読んで納得して感じ入っておられる様子は、ハーンの顕彰に訪れた私が、埠頭に感激したのとさかさまでした。ハーンが乙姫とたたえた“根岸小町”とうたわれた美人のヨシさんの写真にも出会えてまずまず。
 港の奥の高台に、開港後開庁したという三角簡易裁判所、宇土郡役所などが、「法の館」あるいは「九州海技学院本館」として、面影を残しています。「法の館」では、ほかに客もなく二人で隅々まで見学し、裁判長になったり被告になったりしました。「九州海技学院本館」では、玄関に、ようこそどうぞ見学して下さいとかかれてあったので、興味のある図書館に入っていくと「すみませんここは試験問題を・・」といわれあわてて退出しました。
 さんざん見学して駐車場に戻ると、駐車場から巨木が海に向かって太く伸びています。地元の人が、潮風を好む「あこうの木」といい、天草市のシンボルとなっている木ですと教えてくださった。
 見上げると空中の橋が連結に失敗したのか元通りにまんなかがあいていました。


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