『楽しいナショナリズム』
2008/02/12(Tue)
島田雅彦の『楽しいナショナリズム』

初出「サンデー毎日」連載(2002年5月~2003年4月)

面白くてあっという間に読んだ。

ナショナリズムといえば戦前の帝国主義などを思い起こしだれしも良い印象は持っていないだろう。
だからといって自分の心の中の愛国心というものをまったく一掃するということも出来ない。
平たく言えば愛国心という言葉の印象はこんなことだが、愛国心ということを考えることを通して、「日本」と「日本を取り巻く国々」について考える機会となる。

ここでは「日本」はさまざまな分野で語られるのだが、良い部分も悪い部分も含めて読み終わって日本という国が好きになっているのが不思議だ。
司馬遼太郎を読んで好きになるのとはずいぶん色合いが違う。
日本が、あるいは日本人が、戦後処理の責任を果たしたり謝ったりなすべきことをすることによってどれだけ幸せになれるかといったことを率直に語ってくれる。
また、天皇も「平和の象徴」という位置づけになれば日本人として大いに誇れるではないかと思ったりする。
なかなか赤裸々な表現が多いいので最初は少しカルチャーショックを受けるけれど、それなりに納得できるのである。
70年代に多く読んでいた表現のように思うが、以後40年近い年数によってこういった論議も内容がかなり円熟してきたように思える。
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