『小泉八雲新考』 ㈡
2017/01/30(Mon)
拾遺「Folkloristとしての小泉八雲」
                ※ Folklorist 民俗学者
                ※ Folk-lore 民族学・民間伝承

 第6章までで初版の『小泉八雲新考』は終わり、そのあと、拾遺として、この「Folkloristとしての小泉八雲」と、「ヘルンの人間発見」(講演筆録)が収録されています。

 その「Folkloristとしての小泉八雲」は、今まで私が、ラフカディオ・ハーンを読むにあたって、まったく抜けていた観点へのアプローチがありました。その抜けていた観点とは、彼の作品が欧米諸国の読者へ向けての民族学てきなレポートであるという側面でした。
 1893年のヘンドリックへの手紙から、ラフカディオ・ハーンが、日本でなしとげようとした思いに、チェンバレンと日本民族についての本を書くことであったことが述べられています。
一般庶民の日常生活に仲間入りして日本人の思想で書くために考えたテーマは「こどもの生活と遊戯」・「家庭の生活と信仰」・「伝説と迷信」・「婦人の生活」・「古い民謡」・「言語習慣」でした。
 もともと、日本に来るについて、彼を送り出したハーバー社の目的が日本が、議会を開設し、軍事・産業などの面で着々実績をあげて急速に近代国家になって行くその実態を知りたかったとしても、ハーンが書きたいものは、マルティニークの延長線上の民族の特性の報告でした。
 なので、ハーンの日本での最初の本のほとんど全部が民族採訪の記録であると見て差し支えないことを述べ、さらに、それを内容的に累型192項目すべて以下のごとくていねいに分類してあります。
 1、民間信仰に関するもの(30項目)
 2、神道に関するもの(17項目)
 3、仏教に関するもの(35項目)
 4、動物に関するもの(31項目)
 5、植物に関するもの(15項目
 6、怪異に関するもの(14項目)
 7、職業に関するもの(9項目)
 8、年中行事に関するもの(9項目)
 9、人事に関するもの(11項目)
10、物品に関するもの
11、その他(6項目)
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