『河合隼雄の幸福論』
2017/02/12(Sun)
 河合隼雄著 『河合隼雄の幸福論』を読みました。
 安佐北区民文化センターで、交通安全協会の研修があったのでついでに図書館に立ち寄りました。明恵で検索したのに、不思議とこの河合隼雄の『河合隼雄の幸福論』と、『おはなしおはなし』が表示され、この2冊を借りました。
 
 でもこの本は、私のカウンセリングになりました。
 ほんとうにリラックスできました。
 彼の本は何冊か家にもあるような気がするのですが、このように自分がカウンセリングを受けた気分になったのは初めてでした。
 結局幸福というものは、人によってみんな違うし、この本によって自分はもしかして取り越し苦労ばかりしているのではないかと、気づかれる人も多いのではないかと思えます。
 ともあれこの本はよく読まれていて、1998年(平成10年)5月に初版が発行された本が市場になくて、息子さんの河合俊雄氏が2014年にPHP研究所から装いを新たに発行されたもののようでした。
 なかに「カルチャー・リッチ」というお話があります。著者もこの言葉は最近アメリカに行ったとき初めて聞いたということで、
 ≪アメリカの人たちが今、文化差ということに非常に強い関心を持っていることを感じた。これまでは、どうしても欧米中心という感じがどこかにあったが、現在は自分たちと異なる文化についてよく理解し、それを尊重することによって自分たちの生き方をより豊かなものにしてゆこうと考えるのである。このような態度は、これまで無視し続けたともいえるアメリカ・インディアン(ネイティブ・アメリカン)の文化に対して、特に顕著に感じられる。≫
とあり、「文化と心」について論じるシンポジュームで、自分を含め3人が論じたということでした。
 ご自分ははじめてアメリカの土を踏んだときの自分のカルチャー・ショックの体験を交えながら日米のものの考え方の差について話しをした。
 続いて、グーリンベルグ博士はアメリカのクリスチャンたちのなかでユダヤ教徒として生きてきた体験をかたり、片山京子さんはアメリカ人を父とし、日本人を母として日本に育ったこと。日本で混血児として育つことの苦しみ、そして、どのようにして自分がアメリカに来たか、そして、父親に出会うことができたかを語られた。
 これらのことは、個人の体験を深めることによって普遍的なことを見出す。個より普遍に至る道がある。文化差をはっきり認めてお互いに得るところがある。このようにして得られるものが「カルチャー・リッチ」ということだそうです。
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