「広島ラフカディオ・ハーンの会200回記念資料」 2
2017/05/02(Tue)
 ③ へるん№48別冊 2010年度八雲会総会講演 広島に生きるハーンの心―ささやかなtorchbearerを目指して―  風呂 鞏 
 風呂先生は、ハーンについて研究をされていて、ハーンと広島もずいぶん深い関係があるので、広島でもハーンについて顕彰する意義が大きいことを述べられています。広島に於けるハーン縁りの人として、いままで知りえていた大谷正信、小山内薫、丸山学、銭本健二、服部一三に加えて、小日向定次郎、栗原基、金子健二、西宗久壽馬、野田正明が紹介されていて、改めてハーンの心が広島のひとびとに受け継がれていることを知ることができます。
 そして身近なところでは、ハーンの作品「出雲への旅日記」“広島にて”では、私の住む広島市安佐北区可部で、太田川の渡しを利用したときの様子が美しく描かれています。このときのハーンの実際の旅の日程や行程については、すぐ近くなので、作品の中のちょっとしたヒントにも目を向けていろいろ実地検分して、ハーン一流の創作手腕を感じ取っていくことになります。
  ④ 月刊『すみよし』(平成29年4月) 小泉八雲の次男・稲垣巌 風呂鞏 
 このたびの「広島ラフカディオ・ハーンの会」の200回記念例会を記念して、記念講演で、お話をうかがうことができる、小泉八雲のお孫さんにあたる稲垣明男氏にちなんで、小泉家のなかでの小泉巌氏を紹介されています。
 このなかで、小泉八雲の妻、小泉セツの名前の由来について2月4日の節分の日であることがわざわざ記されていますが、先日裏山に登る仲間の一人でいつも本を貸してくださる水野さんの奥様が「本箱を整理していたらこれがでてきたのよ。あなた、これは読んでおられるでしょうね」といって、見るからに古い長谷川洋二氏の『八雲の妻―小泉セツの生涯』を差し出されました。「ああそれは持っていて親しんでいます」と申し上げると、「私も2月4日生まれで、節子という名前になるところだったけど、親戚に節子という短命の人がいたので節子にならなかったのよ」といわれ、ハーンの研究者でなくても求めて買っている人もいるのだなと感じたことを思い出しました。
  ⑤ 島根大学 ラフカディオ・ハーン研究会 ニューズレター第6号 
 島根大学ラフカディオ・ハーン研究会事務局編集になるものです。
 この研究会の副会長をされていた長岡真吾氏が、島根大学から福岡女子大学に転出されることになり、研究会を振り返っての寄稿文があります。このなかで、「ハーンが生まれた19世紀のヨーロッパ世界を大英帝国の支配という文脈で見直してみようと試みたのです」と、あるところ、私たちの「広島ラフカディオ・ハーンの会」でも、この3月に浮田佐智子氏による「アイルランドを巡る20日間の旅」と題しての発表があり、その後、アイルランドと英国の関係を、そして他のヨーロッパ諸国、世界中の国々との関係を調べていて、英国への言い知れぬ怒りが・・・。そして、その苦しみを奏でるアインリッシュ・ハープの音色が思い出されてきました。
 また学生横山竜一郎さんの研究小論『小泉八雲と「しゃがみ」』は、すばらしく、小泉八雲先生の学生なら立派な図書のプレゼントが授与されたであろうと思ったことでした。

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